みちのく秋旅情・三春やわらぎの湯
2007/10/末
玉川温泉から『営業停止で受け入れできない』と思いがけない電話が入りました。毎年のことで事前準備も完全に整えていましたのでかなりショックでした。会社の都合や妻の仕事の都合などこの期間に休みを取るため、どれだけの犠牲を払いどれだけ大変な調整をしたことでしょう。本当に玉川温泉には怒りをぶつけたい思いです。
やわらぎの湯に電話すると本館からかなり離れた【やわらぎ館】なら空いているといいます。とりあえず妻は行きたいそぶりをしていますので予約を入れました。私たち夫婦がやわらぎの湯で湯治をするのは、玉川温泉と同様にラジウムを浴びる岩盤浴ができるからです。ラジウムの量は玉川より高いといわれており、しかも屋内ですから天候に関係なく1日3回きちんとできます。客数も限界がありますから休日以外はそれ程せかされること無く、ゆったりとした気分でできます。ついつい先を争う玉川とはその辺が違います。とはいうものの私たちは最近になってやっと競争原理から開放され、ゆったりとした気分で湯治ができるようになりました。知らず知らずノルマ的なものを感じて行動させられていたのです。
当日到着しチェック・インが終わると施設まで案内されました。初めてのことでとにかく遠く感じます。何か延々と走った気がします。こんなに遠いとは思いませんでした。いちいち岩盤浴の後に部屋に戻るのは面倒なので朝から夜まで本館の談話室に居ることにしました。岩盤が終わると風呂に入りそして談話室で休む・・・一日3回の岩盤浴をこのようにこなす事にしたのです。
一日目は何とか効率的・・・と思うことができましたが、やはり飽きてしまいます。二日目は遊びに出かけようと送っていただいて部屋に戻りました。そしてダム湖や直売所などに歩いて遊びに出かけたのが下の写真です。何度か行き来をすると移動もそれ程苦にはなりません。むしろ自然の移ろいを車窓から眺めながら送迎してもらうことの方が楽しくもなりました。管理人の渡辺さんとも友達になりました。送迎の運転手さんとも顔なじみです。話題は様々な方向に飛んで、車の中は楽しい空間にもなりました。管理人の渡辺さんは登山が大好きで、百名山の話題で盛り上がりました。
次回から【やわらぎ館】にします。本館が空いていても私たちはこの自然を感じながら移動できるほうでお願いします。
3日間すごしたやわらぎ館をでて玉川に移動します。また殺伐とした玉川で生活することを思うと、精神的に少し重いものを感じました。確かにやわらぎにもモラールの低い人はいますが、玉川よりは余裕が感じられます。玉川ほどギスギスした感じが無いように感じます。それだけ玉川のほうが重病の人が多く必死なのかもしれません。そんなことをフッと考えていました。
今回も北海道の旭川から来ていた小池さん御夫婦と知り合いになりました。名刺交換をしました。また会えるといいなーと思い玉川の情報も差し上げました。お役に立てればいいのですが・・・。奥様の御趣味、粘土で作った小さな可愛い壁掛けをいただきました。早速自宅の玄関の白い壁に架けました。黄色のプレートは白い壁にものすごくマッチしています。
三春は娘が6年間も郡山にいた関係で【デコ屋敷】や【ハーブガーデン】、【森のくまさん】というパン屋など随分連れて行ってもらいました。もともとそんな関係で親しみがあったのですが・・・それに反してやわらぎの湯は何かマイナーっぽくて好きになれませんでした。でも今回で意識は完全に変わりました。1日や2日程度の休みでも行きたいと思います。