旅先で再びの怪我
地獄の三国旅行
2017・夏
旅行がてらに数年ぶりに福井の親友に会う約束。友とは3日後に会う約束で出発。
1泊目を美ヶ原の涼しい高原で、2泊目は飛騨古川の静かな道の駅で・・・順調に旅は続きました。
そして3日目のちょっとした間違いがケチの着きはじめ。
白川郷方面に向かうはずが、道を間違えて富山方面に向かわざるを得なくなったのでした。
時間はたっぷりあるものの、せっかくのゆっくり旅が高速道を利用することになったのでした。
無事に友と落ち合い、食事をしたりお茶したり。そして車を一台お土産屋さんに置かせて頂く。
友の車で街の中を案内してもらって、車を置いたお店に戻っての事でした。
車に戻った私はエンジンをかけて妻が乗ってくるのを待ってました。ところが・・・。
なかなか妻が現れないんです。立ち話でもしているのか、それとも私が車を移動させるのを待っているのか?
乗ってこないうちに動かさなくて・・・結果としては正解でした。もちろん乗っていないのに動かすつもりは無い!
何しているの・・・と言うつもりで降りて行くと、何と妻が車の後ろに横たわっているではありませんか。
溝に足を取られて転倒したのでした。丁度溝と足の幅が一緒で、足は動かず上体だけが前のめりに転倒。
膝・肘を打って血が流れ出ています。最悪なのは頭も打ってますし、顔から出血も。
友が懸命に介護してくれてました。
駐車場にコンクリートの繋ぎ目の溝があったのでした。よりによってそんな狭い隙間に足を突っ込んだのでした。
頭を打っているので心配です。友の案内で救急病院へ。
こんな時に限って日曜なのです。そしてそれより何より旅行者には冷たいのです。
最初は診察できないと言われて途方に暮れるも、粘りと頑張りで交渉。
すると看護士さんが折れて先生に相談、仕方なく見てくれたのでした。
がっ積極的な治療はしてくれず・・・骨は折れていないようなので傷の手当だけ・・・とっ。
埼玉に戻ってCTを撮ってくれ・・・とも。頭を打ってるけど・・・どうなのよ? と食い下がりたい気持ちもあるけど。
しかしまあ、考えようで・・・骨が折れていないと判っただけで良しとするべきかも。
ゆっくりなら歩ける状態で、車に戻りました。
友は心配してずーっとついていてくれました。
とりあえず道の駅に戻って、様子を見ることに。
すぐにでも埼玉に戻る方法も考えないわけではなかったが、車に揺られて体調が悪くなったらそれも大変。
道の駅で一晩様子を見る方がいいだろうと結論して、ここに泊まることに。
友は心配しながら帰って行きました。せっかく沢山話そうとあったのに・・・それどころではなく迷惑かけました。
翌朝早く立つので会えないよと!
ところがその日の夜が恐ろしい夜となったのでした。
何とこの夏最高に暑い夜で、風もなくてキャンピングカーの中はサウナでした。
怪我であっちこっち痛いのに、追い打ちをかけるような暑さ・・・。
しかも痛みで満足にトイレも行けず。10メートル移動するのに5分もかかる始末。
トイレに行って座れたのだろうかと考えちゃいました。
妻も大変だったけど・・・妻の苦しみを見ている私の辛さもなかなか理解され難いですね。
しかも毛皮を着ている息子に、この夏一番の暑さですから。
妻と息子・・・見ているだけで地獄でした。
埼玉に戻ってかかりつけの先生に診てもらい、大きな問題がないと判って一安心。
でも妻はこの後、1か月ほど痛みで苦しみました。