小海線の旅3・北杜のパン屋さんを巡る
2008/12/14
久し振りにパン屋さん巡りをしようと一週間前から予定を立てていました。当日の予報は天候は不安定でしたが予定通りでかけました。八風山トンネルを抜けると風花が舞い、八千穂付近では本格的な雪になってしまいました。野辺山付近で前を走っていたワンボックスがクラッシュしてしまいました。何とか事なきを得ましたが完全にビビッてしまい、青い顔をして路肩に車を寄せて停まっていました。あの後どうしたのでしょうか。こんな日に出かけてはいけない方のようです。清里の美し森付近では15センチも積もっていました。スタッドレスはこれぐらいに積もった方が快調に走行できますので私は大好きです。
清泉寮は坂を下りますので上り返せるか不安でしたが、楽しみにしていたパンを手に入れるためには多少のリスクは覚悟の上です。そうでなければこんな日に出てくることが出来ません。それほどまでにして満足なものにめぐり合えるのでしょうか。
清泉寮では靴が雪に埋もれてしまいました。9時を少し回ったばかりで開いていないだろうと想像していたのですが、やっていてくれました。最初の客のようでした。キンピラとチーズそれにゴマの3種を確認しました。キンピラはモチモチ生地とはミスマッチではないでしょうか。ゴマは風味が食欲を刺激し合格でした。
大泉に向かって途中2軒によりましたがまだやっておらず、くのパンに到着です。雪は相変わらずに降り続いていました。既にお客が出入りしていて噂どおりの人気店のようです。種類が多いのですが菓子パンが主流のようでなかなか手が出ませんでした。コーヒー味やフルーツが載ったものそしてライ麦を買ってみました。ライ麦は軽く暖めると風味が増しておいしく戴きました。合格です。胚芽の臭いが残るような感じは私は全く気になりません。
本日の目的フェアリーです。標高も下がりましたので、このあたりでは全く雪がありませんでした。
噂のクリームパンは評判通りで甘さが絶妙、しかもぎっしり詰まって食べた後の満足感は他に例を見ません。他にも芋・杏・クルミ・・・数種類を確認しましたが、全て具材と生地のマッチングが圧倒的で我が家の味でした。レベルが違うと感じました。これでしたら那須でも上位にランクできると思います。
待ちきれずに向かい側の体育館の駐車場で袋をあけて食べ始めてしまいました。
小淵沢までは15分ほどかかりました。妻のナビゲーションが上手く機能しセルクルには間違わずに到着しました。意外に少ない品揃えでしたがたまたま求めたクルミを練りこんだものは、生地が私好みでしかもクルミの食感も合格でした。このお店の標高で1000メートルを超えているそうです。イートインコーナーもありますので、ゆっくり楽しんでください。
私たちは道の駅に移動しました。大体事前に予定したお店は終了ですが帰路に探しながら寄ることにしました。ベリーハウス、ノエル、びーはっぴいなど確認しました。ノエルさんは場所が分からず、びーはっぴいはお休みでしたので次回に必ず寄りたいと思います。
こんな事はあまり言いたくありませんが本日確認したお店の2軒で髪の毛が入っていました。生地に練りこまれた状態でしたので、こねている時に入ったものと思われます。妻が何だろうと思って抜いてしまいましたので、証拠が無くなり言いに行くのを止めました。ゆすり・たかりの徒と思われてもしゃくでしたので・・・。数百度で焼いたから大丈夫と良いほうに解釈し食べました。もう一軒は家に帰ってきてからでしたので、どうしようもありませんでした。二度と行かない事で諦めるしかありません。
具体的に言うのは止めますが是非とも謙虚に安全・衛生の原点に立ち返ってパン作りをしてほしいものです。だれでも自分の処ではそんな事は無い・・・と信じたいでしょうし確信していると思いますが、あったことは事実ですから確り受け止めてほしいとパンを愛するものとして願うだけです。
帰途つく頃には空は青色に覆われていました。どの店もそこそこのレベルにありましたので、雪の中を出かけた甲斐がありました。