クリスタルラインと中津渓谷の紅葉狩り
2006/11/05
ここ数週間の大血川や中津林道の紅葉狩りは、期待はずれが続き何か欲求不満ばかりです。今週こそは確実に素晴しい紅葉が楽しめるはずだ。昨年すでに確認済みです。意気揚々と信州峠からクリスタルラインに妻を案内すると・・・な、な、なんと葉っぱが全然ありません。2・3日前の風で落ちてしまったらしいのです。昨年と同じ日に的を絞って来たのですが、紅葉は本当に難しいものと実感しました。私としては「ここなら絶対」と、むしろ安全パイのつもりで居ましたから。またしても妻の期待を裏切りました。
グリーンロッジ近くで食事にします。いつもの通りコーヒーとマイナスイオンが五臓六腑に沁みこみます。今回は作ってきませんでしたので、野辺山のコンビニで買ったものばかりです。
通る人・車がまじまじと見ていきます。こんなところで食事しているのが余程奇異に映っているのだと思います。
この好奇の目にも慣れてしまいました。そしてこの空気の中での食事は何を食べても美味しく・・・はまってしまいました。
食事の間に何人もマットのようなものを背負って出かけていきます。何なのでしょうか。
聞いてみました。
今、静かなブームが起きているらしいのですが、瑞牆山から落ちてきた岩が一帯に散乱していますので、その5・6㍍の岩をフリーで登るのだそうです。
背負っているのは安全対策で下に敷くマットのようです。
金物は使いませんが基本的にはロッククライミング(フリークライミング)と同質だと思います。
楽しそうですが高いところが嫌いな私には向かない遊びのようです。
川上村から秩父の大滝村に抜けるため三国峠に向かっていると、妻が山から立ち上る煙に気づきました。火事だと直感しました。停まって確認していると見る見る炎があがって、しかも広がっていきます。火が飛んで離れた場所からも煙が上りはじめました。地元の人たちも軽トラなどに相乗りしてどんどんやってきました。山肌に取り付いて懸命に登っていきますが、急峻なせいかまるでアリが進んでいるほどしか近づいていきません。ジリジリしながら見ていましたが・・・「手伝ってくる」と言うと「そんなことより邪魔だから車を動かせ」と妻に一喝されてしまいました。
ヤジウマ根性を見透かされていたようです。
テレビでも新聞でも大きく報道されませんでしたので大事にはならなかったようです。
写真は新聞社に売れたかも・・・。
県境を越えて埼玉側は妻の体調では大変な道で、この選択は失敗でした。少しでもダメージが無いように10㌔/hから15㌔/hでゆっくりゆっくり走りました。
中津渓谷の紅葉は昨日新聞に載ったらしく紅葉狩りの人が沢山出ていましたが、写真の通りでおよそ満足できる状況ではありません。
新聞はいったい何を基準に紹介しているのでしょうか。この程度でよかったらどこにもありますから・・・。
結局、今シーズンの紅葉狩りは欲求不満のまま終わってしまいました。来年こそは妻にいい紅葉を見せたいと思います。
毎年の紅葉狩りは私たち夫婦の“山登り”の原点ですから・・・。
中津林道の悪路は昨年も走っていたのですが、こんなにひどいとは感じていませんでした。
結局妻は家に戻ってダウンしてしまいました。相当辛かったようです。反省。
いつもいつも反省ばかりで・・・“反省”だけならサルでも出来る。