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旅あれこれ 甲信越7【万治の石仏と諏訪大社】

万治の石仏と諏訪大社【長野・下諏訪】

2008/11/01

 昨年、中山道を歩くため下諏訪を訪れた時、下調べをしていなかった事と後の予定があって街を歩くことが出来ませんでした。目に着いた下社の秋宮だけを訪れたのみでした。

 今回は時間が取れたら街歩きを楽しもうと役場に電話を入れて情報を集めていました。たまたまこの日は【旨いもの市】というイベントがあるようです。妻は行く前から楽しみにしていました。

 中山道を塩尻まで歩きましたが久しぶりだったせいもあり、中々ペースが上がらず下諏訪に戻ったのはもう14時を回っていてイベントは終わっていました。残り物もほとんどなく夕飯に出来るものでもあれば・・・と期待していた妻はがっかり肩を落としてしまいました。

 旨いもの市はスケールが小さく本気度を疑いたくなります。まっ、売れ残るのも大変ですから、仕方が無い事かもしれません。

 本陣の写真を撮り車を置いた役場に向かいます。本当はJRの駅に置きたかったのです が、駅員さんがいたのでザックを背負ってスタートできなかったのです。タクシーの運転手さんが教えてくれた役場は、15分ほど離れていましたが安心して置く事が出来ました。

 ご多分に漏れず通りはシャッター街の様相を呈しています。しかし祭りの絵などを描いたシャッターもあり、これも楽しいものです。

 明日は【三角八丁】というイベントが行われるようです。これは下諏訪市街にある《下社春宮》《下社秋宮》《中山道の脇にある大灯篭》の三点で囲まれた地域をブラブラ歩こうと言うものです。旨いもの店や温泉街など見所が沢山点在し、スタンプラリーで景品も当たるというものです。

 大灯篭から春宮・秋宮は御柱の順路でもあり、春宮から秋宮までを結ぶ中山道を一辺とする三角八丁と呼んでいたそうです。参考に大灯篭から春宮までが880メートル、秋宮までも880メートルだそうです。ちなみに一丁は109.09メートルですから109.09×8=872.72(八丁)となります。本当は何処かに泊まって明日も楽しみたかったのですが、久しぶりの歩きで体中がパニックでした。家に帰ってゆっくりしたくなったので、明日のイベントは止めにしました。

昨年訪れた秋宮
秋宮拝殿
本陣跡
シャッターに描かれたアート

 昔、新田次郎氏の著書を読み漁っていた頃に【万治の石仏】という作品と出会い、それ以来ずっと気になっていました。前回も訪れることが出来ず次の機会には必ずと思っていましたが、何とこのところテレビで何度か放映されました。訪れるて見ると奉拝者が途切れる事が無いほどの人並みでした。岡本太郎氏が『こんな面白いものを他に知らない』と絶賛したそうです。私は形の面白さより小説の中身が気になっていました。これで永年気になっていた事が一つ区切りがつきました。新田氏にはこのあたりを題材にした小説が沢山あります。【鷲が峰物語】や【二の丸騒動】などオドロオドロしい感じもしますが、短編の中に読み応えのある文章が凝縮されています。

岡本太郎氏の筆
解説板
永年の念願

 最後に春宮にお参りしました。御柱をはじめて見ましたが天を衝くように聳え立っていて、その高さには圧倒されました。これを延々と引きずって来るのですから木落としなどはまさしく勇壮で、死者が出るというのも理解できます。拝殿の両脇に確りと立っていました。

 下馬橋は屋根つきの橋ですから、珍しいものです。普段は通行できませんので御注意ください。

 中山道の歩きと石仏を見て大満足の一日でした。少し残念なのは旨いもの市が期待はずれだった点だけです。

春宮は工事中で仮の拝殿
拝殿脇の御柱
屋根つき橋 春宮下馬橋
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