昨日から天気予報では【今日は温かくなる】と報じていました。
🧑🏼🦰は夕方から仕事が入っていますので、一人で歩きに出かけるつもりでした。
怠惰な生活と決別しようとして実行する事にした朝6時の散歩は、🧑🏼🦰が『調子が悪い』と言うので止めていました。
ゆっくり起きて朝食が済むと急に🧑🏼🦰が『歩きに行こう』と誘います。
中山道を行くための鍛錬は毎日欠かせませんが、私のというより🧑🏼🦰の鍛錬・・・と言うところです。
目的地は地元でも🌸の名所として知られる公園で、次の散歩は【そこ】と決めてありました。
少し汗ばむ陽気でペースはいつもより上がります。H市には戦災から逃れた江戸時代の建物も散見されますが、そんな中を縫うように進むと【普寛様】に到着です。
私は仏教信仰者ですから仏前では必ず手を合わせます。境内に入っていきました。
お参りのあと🧑🏼🦰が『幼稚園の頃、この境内で遊んだ』と言い出しました。大きな子にあの木に縛り付けられた・・・とか、もっと遊具があって・・・etc
そして私は始めて耳にしましたが『私の生まれた家がそこの先だ』と指差しました。
🧑🏼🦰が18歳の時から付き合って、すべてを知っているつもりでしたから
・・・驚きがありました。それと同時に🧑🏼🦰のルーツに対する興味もあり、『行ってみよう』と誘いました。
残念ですがその建物は既に無く、建て替えられたお宅には知らない方が住んでいるようでした。さらにその先を覗いてみると、🧑🏼🦰が通ったという【幼稚園】はしっかりありました。
幼かった日の🧑🏼🦰に出会ったような感覚に包まれ、何か無性にいとおしく優しい気分になっていました。
【普寛上人】は1731年(享保年間)秩父の生まれで、神仏両道の奥儀を究めた方です。木曽の御嶽山や沼田の上州武尊山を開山した事で知られています。
埼玉県の県北では【普寛信仰】と言うか【御岳信仰】が根強いものがあります。
秩父・大滝の御嶽山や神泉の御岳山などが信仰の対象として盛んに登られています。
おそらく【擬似御嶽登山】として登られ始めたと思いますが、実は山頂から俯瞰する景色は素晴らしいものです。擬似対象ではないことを実感できるはずです。
普寛様についてはこれ以上止めておきます。
境内を写真に写そうと覗くと、その小さな液晶画面の中に・・・幼き日の🧑🏼🦰が、木の枝で地面に絵を描いている姿がはっきりと浮かんでいました。
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