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日本レンガ

深谷市は昔から産業として【屋根瓦製造】がありました。明治期に渋沢栄一のふるさとである深谷市に、これ以降高まるレンガの需要をまかなうために製造所が設置されました。これが【日本レンガ】の発祥です。

東京駅や全国的にも有名なレンガ建造物の材料は、ここで生産されたのです。残念ながら平成18年に操業は中止されていて、唯一残った6号窯は深谷市が管理しています。跡地には窯1基のほかに当時事務所として使用され現在は資料館になっている洋館1棟、そしてレンガ造りの配電設備を格納していた建物1棟が残されています。

殖産興業を支え国力増強に貢献したレンガ工場跡地に残る施設は、国の重要文化財に指定され日本の歩んだ歴史の一端を今に伝えています。

昔、勤めていた会社でもレンガ関連事業を持っていた事があり、私は何回か見学した事があります。当時も操業はしていましたが、外国製の安い商品に取って代わられた国産レンガ産業は厳しい状況にありました。今回のテレビ報道を見るまで操業が停止され、会社自体が存在していない事を全く知りませんでした。

重要文化財とはいえ管理費用はふんだんにあるはずが無く、国と協議しながら細々と維持して行く事になるでしょうから、補修も儘ならず何時まで原型を留める事が出来るのか・・・。そんな歴史的に重要な窯を最後に見ておこうと、31日に行ってきたのです。

教育委員会の職員が案内してくれて、もう一度確り記憶を取り戻してきました。思ったより大勢の方が見学に訪れて盛況でした。

15分間隔ぐらいで20~30程が窯に入り説明を聞きます。案内の職員も・・・まあ、何とか事前に勉強していたようです。

ところで下の配電施設棟の写真ですが、換気口の鋳物の型の違いが分かりますか。左は昔からの正しい換気口の蓋ですが、右は近年になって取り付けられました。どうしてか?

それは盗まれたからなんです。歴史的価値もさることながら恐れ多くも重要文化財の一部を盗むなんて・・・なんとバチあたりなのでしょう。

盗んだ人はそれをどうするのでしょうね。何時から日本人のモラルはこんなにも低くなったのでしょう。この棟に8枚設置されているうちの6枚が被害にあっています。
何か無性にガッカリさせられて・・・。

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