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生還した義兄

雑感

盛岡に住む姉から電話がありました。震災後初めてガソリンが手に入り、実家に行って母の様子を見てきてくれて様子を知らせてくれました。母も元気だったそうです。

不明者リストに載っていた義兄は何と生還したそうです。電話で話を聞いた姉からのまた聞きですが・・・。
津波が来ているのに忘れ物をしたのに気付き戻ったそうです。結局は津波と競争になり波にさらわれたそうです。ところが丁度そこにお巡りさんともう一人の方がいて、両方の手を引っ張ってくれたのだそうです。

助かった後避難したところは確認もしてもらえないようなところだったらしく、避難所を二度も移動して3箇所目でやっと電話が使えたそうです。既に9日間が過ぎていました。
すごい・・・リアルな話で・・・本当に恐怖の中を生還したようです。

これで我が家の近い親類縁者に犠牲者はありません。しかし手放しで喜べません。あまりにも自然は過酷でした。

さて今日も放射能ですが・・・もう何を言っても取り返しがつかない状況です。あきれ返っても解決にはなりませんが・・・呆れる事と怒る事しか出来ないもどかしさ。結局はセシウムが検出されていますので、我々もたっぷり吸い込んだことでしょう。

私などはまあまあ生きましたから諦めようもありますが・・・若い人たちがかわいそうです。政府の発表を信じて南相馬市や磐城市に残っている家族も沢山います。大人が枝野を信じて自分の判断で留まるのは自由ですが、選択できない子供にツケを残すのは賛成できません。しかし菅や枝野はこの後どのように責任を取るのでしょうか。

人間はどんな人でも一回は過ちを犯します。そしてそれは確り受け止めて努力すれば取り返しがつきますし、世間から許容されるはずです。
しかし絶対過ちを犯すことの出来ない人もいます。今回の東電の初動判断をしたトップ、そして菅総理です。この人たちの過ちは取り返しがつきませんし、絶対に許されることはありません。世界の歴史に確りと刻まれる首相になりました。

今日の停電順番は18時20分からの予定でした。妻がこの時間用にDVDの再生機を買いたいというので、ヤマダ電器に行きました。ソニーの車のバッテリーからでも可能なタイプの者が20.000円でした。

早速5時間充電して停電に備えていると18時40分ごろから停電に入りました。既に湯たんぽも用意してありましたから・・・快適に停電を楽しんでいます。

被災地も少しずつ光明が見えてきました。

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