ブログも含め、ごゆっくりお楽しみください。

阿弥陀岳 Ⅲ

百名山・中央ア、八ヶ岳

昨日アップした【大同心】の写真、ひょっとしたら【小同心】の間違いかもしれません。もともと小同心の方がお坊さんらしかったのかもしれません。間違っていたら・・・ゴメンナサイ。

八ヶ岳と言えば手軽にアルプスの雰囲気が楽しめる山域で、人気はかなり高いものがあります。この日も駐車場は満車で、行者小屋に到着してみれば空いているテーブルが無い程の盛況ぶり。テント場は午前中でいっぱいになる勢いでした。

見えている部分はほんの一部で、この写真に写っている左手にも沢山のテントが張られていました。

行者小屋から1時間も登ると中岳のコルに到着。ザックをここに置いて身軽になって急斜面に挑みます。中岳のコルからの厳しい登りは、30分程続きます。

危険な岩場ですが鎖などのサポートが確りしていますので、気をつけて登りさえすれば必要以上に怖がる必要はありません。慎重に・・・こんな風に登っていきます。

途中の棚で立ち止まり、フッとため息をつきます。緊張感の連続から、一瞬自分を解き放つのです。解放感はエネルギーをみなぎらせてくれて・・・再び自分を集中させて岩壁に挑みます。

こんなロケーションでは一番怖いのが先行者が起こす落石です。直撃されたらひとたまりもありません。実際この日もお父さんと来ていた高校生ぐらいの男の子が、石を落としました。しかもルールを解っていないので『らくせき~』と声を出してもくれません。

絶対に後続者に報せるというルールを、守らなければなりません。子供が落とした石だから・・・と勘弁できる話ではないんです。私もいつもにもまして・・・こんな斜面では落石を起こさないように慎重に手足を運びます。

浮いている石があると、確り動かないように移動させながら登って行きました。そんなこんなでしたが・・・無事に帰ってきました。

今までの経験で一番の恐怖感は【剱岳登山】の時に経験した【前剱】の斜面です。まだビギナーだったこともありますが、未だに恐怖が頭をよぎります。
どんなに静かに足を動かしても『ザアーッ』と砂礫が落ちて行き、安定性を欠いた石まで落ちて行くんです。それに比べたら阿弥陀の岩場は赤子のようなものです。

そして、やはり【剱岳登山】での【平蔵の頭】。鎖に掴まって岩壁を登り降りするのですが、足の下には数百㍍何もないんです。下が見える恐怖もかなりのモノでした。

高度感を感じていただくためにこの写真を使ってみました。映っているのは既に紹介した【調布の麒麟】さんです。中岳のコルでは多くの方が岩壁からの解放感に浸っています。
後ろは中岳から赤岳への稜線です。

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