日本百名山に挑戦しているのに、ひょっとしたら登らずに人生を終えたかもしれない富士山。それほど登頂する事への拘りは無かった富士山。結局登ってしまいました。
いざ、登ってみると・・・混んでいるはずが空いていて・・・汚いはずが結構綺麗で・・・日本の最高点に立ったという満たされた登山になってしまいました。
意外に綺麗だったのは登山家の野口さんたちが掃除したと聞いていますから、それが要因かもしれません。ここでも民間の力が大きな役割を果たしています。
でも、私も常々考えていたのですが、小屋の親父さんたちが儲けさせていただいた事に感謝する気持ちがあれば、清掃活動を継続的にやればいいのかな・・・と。
そして集めたゴミは公費で処分するんです。もちろん税金からの拠出ではなく、一人数百円の登山料を取るんです。
一旦300円ぐらいで始めてみて、赤字が出るようでしたら500円にするとか・・・。もちろん並行して【ゴミを持ち帰る】【自然を汚さない】などの意識の普及に力を注ぎます。
パトロールする監視員もこのお金で配置します。
山のルールも解らないビギナーが多数入山する富士山、登山道以外を歩いて落石させるかもしれないような輩も入山する富士山。権限で注意できる監視員は絶対必要で、富士山は入山料を徴収して良いと思いませんか。
最高点を後にして下山しますが、あちこちに市場のマグロの様に横たわっている方が結構います。もう少し重篤であれば私もマグロになっていました。
下山路は登ってきた道とは別になります。安定しない大石が斜面にゴロゴロ転がっている砂礫帯にブルドーザーでつづら折れに刻まれた道。砂礫帯を無理やりカットしたように道を作っていますから、何時崩落しても不思議ではなく・・・不安を抱きながら下りました。
一つの石が転がり始めたら次から次に崩落を誘発していき、連続して襲う落石は避けきれませんから当然生死にかかわります。だから登山道以外を歩いて石を落とすことがあってはならないんです。
3時間の砂礫帯を抜け、恐怖感から解放され無事に5合目に帰ってきました。それにしても5合目の人口比は、中国人が一番多かったかもしれません。
コメント
やっぱり「富士山は日本一の山」だった? 高さが格段に違うもんね。 もうこれからは「馬鹿にしない」と期待してます。
Mr.mizota
決して馬鹿にしていたわけではなく、むしろ恐れを抱いていたほどですが・・・。正直、駐車場の件やら混雑した登山道の件やら・・・自分のペースで登山できない山は【面唐ュさい】のです。結構【億劫】になると諦めやすい性格が今まで災いしてました。
ここまで近場の百名山が無くなると、仕方ないかなーー。
でも、良い山でしたよ。見るべきものも挑戦し甲斐もあって。満足してます。