我が地方・・・暑くて参りました。昨日まで30℃以上の真夏日が連続50日だとか。そろそろ勘弁してほしい・・・と思っていたら、今日は幾分過ごしやすい日でした。それでも真夏日でしたけど・・・。
妻と月一回の診察を受けてきました。最近体調が戻ってきたので、兄の葬儀の期間に発作が2回もあったのに・・・すっかり忘れていて先生に話すのを忘れてしまいました。次回は忘れずに相談します。
妻は母の介護で施設に出かけましたので、私はいつものようにDVDで【山本五十六】を見ていました。これも良い映画でした。
山本五十六とは・・・太平洋戦争開戦時の【海軍連合艦隊司令長官】だった人。最後までアメリカとの戦争に繋がる日独伊の三国同盟に反対した信念の人です。
当時の海軍は南部藩出身の米内光正や長岡藩出身の山本五十六が、戦争に邁進する陸軍に対峙していました。陸軍は薩長閥が中心でしたから、戊辰戦争で最後まで抵抗した長岡や南部が派閥として反対していると受け取られた面もあるのでしょう。
最後は自ら開戦の引き鉄を引くという皮肉な人生でした。真珠湾で勝利したときも好条件で講和条約を締結しようとしたのですが、勝ち戦に浮かれた世論はそれを許しませんでした。
そしてご承知の通り日本は、300万人もの尊い命が失われた4年もの長い戦争から抜け出せなくなったのです。
この映画を見て感じたのですが・・・マスコミは何も反省していない、つまらないエリート意識の驕り集団と再確認したんです。
あくまでも三国同盟に反対する山本五十六を、【世論】という武器を煽動して追い詰めていくんです。今も全く同じですよね。原発の件も消費税の件も小沢の件も。
確かに【決められない政治】は不幸ですが、だからと言って原発人災事故情報を選択して報道する事や、消費増税を決定した野田政権に正義があるという報道の根拠は解りません。
事実を報道しない姿勢は戦争に突入していった、あの時代を髣髴させるんです。自分たちの意見だけが正しい・・・驕った姿勢が間違った方向に国を導いているのに。
小沢は悪人、消費税は次世代に付けを残さないために正しい・・・と世論を煽動しているのに、なぜか原発は正しいとも悪いとも言わない・・・むしろ意図的に報道しないと感じるのです。不思議ですね。
若い新聞記者に山本五十六が言いました。
『確り時代を見なさい・・・目と・・・耳と・・・心で・・・』
野田さんにも教えてもらいたいですね。マスコミが都合よく編集した映像しか見ない・・・役人や馴れ合いの枝野や前原の意見しか聞かない・・・財界や公労協に都合の良い結論ありきで心は閉ざしっぱなしの政権運営。
逆にしてみたら後世に名を残す政治家になれると思うんですが・・・自分の目で被災者の苦難に触れ・・・国民の声に素直に耳を傾け・・・国民の利益・国益のための政治決断をすれば。
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