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鹿岳二ノ岳

登山(百名山以外の山)

一ノ岳を後にして最高点の二ノ岳に向かいました。写真で見ていただいたようにほとんど垂直に下って、垂直に登ります。至る所に安全のためにロープや鎖が張り巡らされていました。

なかなか緊張感の持てるコースです。麓から見た山が・・・まさか自分が登る山だったなんて。
岩場そのものは決して嫌いではなく・・・沢でずいぶん鍛えましたから。

技術もそこそこのレベルにあると思うのですが、基本的に高所恐怖症ですから崖っぷちの様に足の下が切れ落ちているような場所が一番嫌いです。

二ノ岳への登りの途中で一ノ岳を振り返ると、マメガタ峠から一緒だった若者が見えます。『ヤッポー』と叫ぶと、私を見つけて手を振りかえしてくれました。

一ノ岳から僅か10分で最高点の二ノ岳山頂です。妻に作ってもらった弁当を開いてロケーションを楽しみながら食べます。八ヶ岳が見えています。こちら側の北斜面が白く見えていたので雪が残っているのかも。

妙義山が手が届きそうなほど近く、浅間は雪がすっかり消えていました。唯一赤城は他の山に隠れて見えませんでした。

下仁田の町が眼下に展開しています。この日はうっすらとガスが巻いているものの、眺望はバッチリでした。写真ではイマイチに感じるでしょうが、肉眼でははっきり捉えていました。

帰路での事、集落脇の水路から一羽の鳥が飛び立ちました。くちばしに魚を咥え・・・背中がヒスイの様に明るいブルー(とっ言っても我が家には宝石なんて縁が無いので、聞いた話ですが)で、直ぐに【カワセミ】と解りました。実に数年ぶりの事です。

飛び去る方向をジッと目で追っていました。そしたら樹木の葉の中に消えました。きっとあそこがマイホームなんでしょう。久しぶりに良いものが見られました。鹿岳・・・あまり期待していなかったのに・・・良い山でした。

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