家を新築してからずうっと気になっていた寒川神社への参拝。朝起きると妻が『今日、寒川さんに行こう!』
弟に声をかけると弟も『行く』というので、古いお札を集めたり準備を始め9時半に出発しました。
圏央道ができたお蔭で神奈川県と言えどもあっという間。昔なら一般道をトロトロ走って・・・一泊してお参りするようだったでしょうけど。
便利になったものです。今日思いついたのですが・・・今まで東名高速に乗るために河口湖~御殿場インターを利用してました。
しかし、次回からは圏央道で海老名ジャンクションまで行ける事が分かったので、それを利用してみます。こっちの方が楽なような気がします。
話を戻して寒川さんへのお参りですが・・・寒川神社は神奈川県寒川町に鎮座する、相模国一の宮で格式高い神社です。
古来から八方除けの神としてあがめられ、参拝者がものすごく多くてびっくりします。
折々に何度が祈祷してもらってます。娘の受験の時、娘の改名の時、前回家を建てた時など・・・当時は浦和に住んでましたから、近かったのですが・・・それでも相模原は遠かった印象があります。
逆に現在は埼玉の一番北からですが、言ったように圏央道で2時間弱でした。
出発の時は午前中の祈祷は無理だと思っていたのに、12時前の祈祷に間に合いました。
何を祈願するかと言えば・・・当然、新しく転居した家で生活する家族を、あらゆる邪気から守ってもらうためです。病魔退散であったり・・・。
寒川さんと言えば古来から唯一【八方除け】を司る神様です。
信仰心のない方には意味が解らないと思いますが・・・ちょっと説明しますから興味があったら読んでください。
古代の中国で研究されてきた方位・方角という学問を突き詰めると、人間の行動には定められた方向性があるそうです。
ある方向に進むと悪い事ばかり起きるとすると、その方向に行かず回りながら目的地に着くとします。そしたら悪い事が起きなかった・・・簡単に言えばこれが【方位】です。
悪い事ばかり起きる方角があるとします。聞いたことがあると思いますが【鬼門】と言う概念です。
この鬼門から邪気が出入りすると考えられていて、この鬼門を封じなければなりません。この考えは数千年脈々と受け継がれた学問です。
京都御所の猿の辻の塀は鬼門封じのために、曲げて作られています。
こんな学問の一環で【陰陽道】【暦】【易】など多くの学問があり、八方除けを含む方位・方角もその一つと考えて良いと思うのです。
本当にそんなことで病気が無くなるものか・・・悪いことが無くなるものか・・・解ります、その疑問。
でも・・・科学や理屈で説明できない精神の世界・・・があるのです。
我が家は仏道でも真言密教で行われる【護摩祈祷】を毎年お願いしてます。そして今回のように人生の転機と言えるようなときには、神道による【祈祷】もお願いするんです。
難しい理屈ではなく【心の安らぎ】のためと割り切っています。永代式(代が変わってもご利益がある)での祈祷は50.000円です。
当然、もっと他のものに使った方が合理的だ・・・との声が聞こえた気がします。
ですが先ほどから言っているように【物】の価値ではなく、【心】の価値を得ているのです。
考えてみてください・・御祈祷料を50.000円支払ってなお生活に影響を及ぼさない境遇に感謝するべきだと思うのです。
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