アルコールが手に入らない・・・窮余の一策として次亜塩素酸が利用できないか・・・?
現役時代に下水の処理水には次亜塩素酸ソーダを混ぜて消毒していました。
下水(トイレやお風呂、洗濯や炊事に利用した汚れた水)をきれいにするのですが、汚れは取れてもまだ大腸菌などが残っています。
そのまま流したら川が大腸菌だらけになりますから、濃度を計算しながら次亜塩素酸で消毒してから川に放流するのです。
ちなみに飲み水は塩素で消毒していますから、カルキのにおいがします。
ということは塩素には菌やウイルスをやっつける力を持っているんです。
それをある一定の濃度まで薄めて、使うことにしました。
そもそもこの騒ぎが起きてアルコールが手に入らないと分かった時に、まな板除菌用の台所殺菌剤を手指の消毒に使ったのでした。
私は大丈夫だったのですが妻は手が荒れて、使用を中止していました。
手荒れを解消するためには濃度の調節が必要ですが、薄めすぎてウイルスに効果がなくては意味がありません。
ちなみにまな板除菌などは0.05と表示されています。
それより薄くしないと我が家では使用できません。
果たして安全なんでしょうか?
そもそも次亜塩素酸水はほぼ中性で、科学的には不安定で環境に放出されると簡単に分解します。
有機物と接触すると素早く反応して残留性がほとんどありません。
こんな素晴らしいものなのに、厄介な問題は・・・時間とともに塩素分が減衰していく・・・要するに濃度が低下して効果がなくなるということ。
これらのことを分かったうえで利用したら、安全で効果が高い除菌製剤になりうるのです。
でも・・・まな板除菌の製剤を薄めて使ったりしないでくださいね。
それの安全性は保障できません。
興味のあるかたは厚生労働省のホームページ「新型コロナウイルスに関するQ&A」を参照してください。
娘に教えてもらって・・・我が家は今日、家じゅうを消毒しました。
手指の消毒にも利用します。
アルコールよりは妻へのダメージが少ないと感じています。
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