今日、8月26日は平成24年(2012年)に大腸がんで亡くなった兄の命日。
一時、県の長者番付に載るほどの生活をしていたのに、晩年は国民健康保険料の支払いにも窮するほどの凋落。
お金があるときは群がっていた多くの輩、しかし生活に窮するとほとんどの輩が離れていきました。
晩年は本当にみじめで、かわいそうでした。
まあ、本人の自業自得という以外に言葉はありません。
いろんな思いもありますが、やっぱり血は水よりも濃いと言うか・・・たった一人の兄ですから。
いろんな迷惑をかけられましたが、兄が弟に甘えたのだ・・・と理解しています。
世間知らずで人に騙される人生を送った兄・・・近くでアドバイスをしたとしても、私の言葉は耳に入らなかったと思います。
だから、晩年の生活に変化はなかったと思いますが、少なくても私の存在を心強く思えたはずです。
その命日に私の親友である田んぼ仲間の一人が、必ずお墓参りをしてくれます。
晩年、ほとんどの輩が離れて行った時、彼だけは寄り添っていてくれたようです。
その彼からも兄は借金をしていました。
7桁もの借金をそのままにできずに、私は兄に代わってお返しする・・・と話しました。
そしたらその親友の彼は・・・なんとも人間として尊敬しなければならない言葉が返ってきました。
思わず泣きました。未だに思い出すたびに私は涙ぐみます。
〇生さんは晩年が寂しくて惨めだったのを良く知っている。そのうえ俺がお前からお金を返してもらったら、ますます惨めにさせる。だから返してもらうわけにはいかない・・・と。
こんな人間もいるんだ・・・と改めて驚いたのでした。
子供のころから一緒だった親友。
兄の命日になると合わせて親友にも思いを馳せるのです。
間違いなく今日もお墓参りをしてくれているはず・・・ありがとう。
そしてこの日は田んぼ仲間の紅一点、彼女の誕生日でもあります。
年を取ると年を重ねるのがあまりおめでたくもないと思いがちです。
でもコロナ禍でもあり、病気もせずにまた誕生日を迎えられるのは、明らかにおめでたい!
おめでとう。
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