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普通の国

雑感

ロシアのウクライナへの侵攻が始まって・・・欧米の弱腰を見越したプーチンにウクライナは手もなくひねりつぶされるでしょう。

ソ連解体後のウクライナの核兵器放棄が、いまさらながらウクライナはもちろんアメリカも悔やんでいるでしょう。

核兵器があったらロシアもこうは簡単に侵攻できなかったはずです。

大国の力による現状変更・・・こんなことを見過ごし許したら、もう一つの大国もうごめきだすはずです。

さすがのアメリカも一度に二つの大国を相手にしたくはなく、更には北朝鮮やイランなどロシヤ・中国と同調する国も出てくるはずです。

第3次世界大戦に突入もあり得ない話ではありません。

とりわけ中国は尖閣と台湾に手を伸ばすでしょう。

今回の欧州や米国の体たらくを目の当たりにして、ロシアと同調すれば可能だと判断するはずです。

憲法九条があれば平和に暮らしていけると考えていたおめでたい日本人を、プーチンや習近平は笑っているでしょう。

金正恩にも笑われます。

こんな日本を招来したのは、とりわけ社会党の責任が大きいのは言うまでもない。

がそれ以上にアメリカの傘の下で安穏とした政治を行ってきた自民党政権の責任もまた大きい。

好んで戦争したくはありませんが、力のない国の話なんて誰も聞く耳を持ちません。

北方領土を返せとか、尖閣や竹島は日本のものだとか・・・所詮は負け犬の遠吠え。

話し合いで返還されるなんてありえません。

樺太を返還した日本さえ、戦争に負け力によって奪われたんです。

要は自分の国は自分で守る・・・という覚悟がないと。

アメリカは日本のためにロシアや中国とは戦ってくれません。

核兵器を廃棄するときウクライナは、未来永劫アメリカが守ってくれると信じたのでした。

が、どうでしょう・・・効果のない制裁を叫ぶだけ。

飛び交う砲声が止むはずがありません。

アメリカを信じた・・・NATOを信じたウクライナがバカだった。

しかし、これは近い将来の日本の姿を映していると気づくべきなのです。

かって40年ほど昔、わが師小沢一郎は普通の国になろうと提唱しました。

アメリカの駐留経費をどれだけ負担しようと、大国とは衝突してまで日本を守ることは無いから、自分たちで自分の国を守る【普通の国になろう】と。

今になってどうですか・・・マスコミも当時の為政者も、ましてや野党の勢力までみんな笑っていました。

皆さんもそう思っていた方が多くいると思います・・・?

今からでも遅くない・・・アメリカや西側の支援を取り付けて核武装すべきではないでしょうか。

中国がうっかり軽い気持ちで手を出せない国になろうじゃありませんか。

私は戦争反対を強く支持しますが、理不尽に領土・生命・財産を冒されて傍観していられないと思っているだけの市民です。

はたしてウクライナで戦争を好んでしたいと考える市民はいたでしょうか?

好むと好まざるとに限らず、大国のエゴに巻き込まれるのが弱小国の宿命なのです。

アメリカのために戦争する国ではなく、理不尽な力に反撃できる国になろうではありませんか。

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