私が10年前まで、要するに現役時代に働いていた施設は・・・地域住民にとって迷惑施設と言う発想でした。
勿論、それは前世紀の話で、実際には施設を2重に覆う覆蓋施設完備した、迷惑施設どころが大切なライフラインなのです。
が、事業が始まった昭和40年代では、やはり迷惑施設と思われてました。
地域の人たちに何とか理解していただいて、住民の財産としての位置を獲得できないモノだろうか?
先輩方は頭をひねったのでした。
そして地域に還元できるものとして選んだのが「ホタル」だったのです。
自分たちの手でホタルを養殖して、時季が来たら施設内の清流に放流して、光り輝きながら飛翔するホタルを見ていただく・・・というイベントを企画したのです。
子ども連れの家族が毎年2.000人以上が集うイベントにまで発展しました。
現役時代、私も責任者として4年4回立ち会いました。
今年のイベントが今日だったのです。
現役時代には1度も妻を連れていくことができませんでしたから、初めて今日連れて行きました。
でも内心・・・ホタルよりは昔の部下たちの顔を見たいのが本音。
更に企画力がアップしていて、フラダンスのグループや大学の吹奏楽、全国大会に選抜された高校のチアリーディングなど・・・多彩な企画の数々。
そしてヨーヨーすくいや輪投げなどの子供向け企画。ユンボや高所作業車体験など大人でも楽しめる企画。
敷地いっぱいに人があふれて・・・イベントは大成功のようでした。
事故が無いようにと神経をすり減らしますから、このイベントが終わると・・・ゲンナリ。
職員は本当に大変なんです。
他人事だけど他人事と思えず・・・事故が無い事だけを祈って帰ってきました。
人ごみの中に出かけた事のない妻、私に数十人に挨拶をさせられてさすがに疲れたようです。
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