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28-1. 武尊山

【行者ころげ】で師匠もころげ・・・武尊山

メ モ
登頂日 99/11/06
天 候 晴れ
百名山登頂順 9番目
標 高 2,158㍍
登山口 裏見の滝
同行者 支社長・タケ
温 泉 水上温泉 ホテル蒼海 硫酸塩泉

タイム
所要時間
7:00

平田影郎

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 水上へ旅行となると百名山では谷川か武尊となる。一月前に同じメンバーで谷川に登っていたので今回は武尊となった。

 裏見の滝から軽い準備体操の後、剣が峰を目指して進む。1時間ほどで分岐に着き、ここからは登山道となって本格的に登り始めた。

時々木立の間から剣が峰を望むことができ、あまりの遠さに気力も萎えそうだ。

2時間を要し最後の急登をクリアすれば剣が峰のピークである。これまでの区間が圧倒的にきつく、ここからは僅かなアップダウンの稜線散歩となる。

今朝方相当冷え込んだらしく薄い冠雪と梢に貼りついた氷が、陽射しを浴びてキラキラと輝いていた。

 例の谷川で遭難騒ぎのA支社長、今回は反省し少しは落ち着いて行動するだろうと思っていたがとんでもない。

口では「懲りた、懲りた」と言ってはいるが、あいも変わらず初雪で冷え込む稜線をタンクトップ一枚で駆け回っている。全然懲りてないや。

【ダケカンバが白く輝く】
【剣が峰】
【山頂を目指して】

 剣が峰からは本当に気持ちのよい歩きだ。すでに葉を落としたダケカンバの樹皮が白く輝き、這松などの緑のコントラストは心に沁みるようだ。

最後のザレた急登を一気に駆け上がると、開けた山頂に着いた。山頂は多くの登山者で食事をするスペースもない。少し下ってから食事をとる事にした。

 “行者ころげ”でのこと、鎖に摑まりながら下っていた私の足が滑ってしまい、鎖に摑まったまま腹ばい状態にお腹を岩に打ち付けてしまった。

身体は贅肉に守られていて何てことはないのだが、このときに限って首から大事なプレミア物のカメラを提げていた。したたか岩に打ち付けられたカメラはレンズにヒビが入ってしまった。

 A支社長、全員からのリクエストで今回もザックにサラダの材料を詰め込み背負っていた。

谷川での蟹サラダ、今回のホタテサラダとも忘れることができない味だ。

本当にお節介なほどに面倒見のいい上司で一生忘れる事はない。

こんな人と一時期でも過ごすことができたのは幸せであった。

 帰路はやけに長く感じられ私としてはきつい山行の一つとして記憶している。

 温泉はコメントするに及ばずのひどいもの。

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