屈辱のピーク・・・男体山
登頂日 | 03/06/07(土) |
天 候 | 晴れ |
百名山登頂順 | 20番目 |
標 高 | 2,484㍍ |
登山口 | 志津乗越 |
同行者 | 先生 |
温 泉 | 日光湯元 はるにれの湯 含硫黄泉 500円 |
場所・地点 | 往路 (着) | 往路 (発) | 復路 (着) | 復路 (発) |
志津宮 | : | 5:30 | 11:00 | : |
三合目 | 6:27 | 6:37 | : | : |
2,195㍍地点 | 7:00 | 7:10 | : | : |
稜線 | 7:30 | 7:30 | : | : |
男体山山頂 | 8:00 | : | : | 9:10 |
所要時間 5:30 |
歩行時間 | 登り 2:10 |
下り 1:20 |

平田影郎
相棒の先生が我が家に到着し二人分の荷物を私の車に積み込み、9時過ぎに志津乗越に向けて出発。
沼田インターからロマンチックな雰囲気が全く感じられないロマンチック街道をひた走る。
金精峠を抜け登山口に着いたのは12時近くになっていた。
駐車場とは呼べない林道脇の駐車スペースには、すでに10台程が停まっていていずれも既に就寝中のようであった。いつものように睡眠薬がわりの発泡酒を一気に流し込み横になった。
4時半に目を覚まし先生を起す。車はほとんどスペースいっぱいになっていた。お宮の脇をぬけ15分も歩くと堰堤のある沢沿いに出た。
登山道に雪はないものの溶けたばかりのようで泥田のような場所もある。
急登といってもたいした登りではなく、スパンも短いので時間をかけて登れば何も問題はない。
爆裂火口のような切れ落ちた場所の脇をぬけ、さらに進むと稜線に飛び出した。
樹林帯は切れたもののガスのため眺望はない。
振り返るとすぐ近くの太郎山がうっすらと見えるだけ。しかし頂上のお宮はよく見えた。
少しの休憩を入れただけで歩みを進めると20分ほどで大きな刀剣がある場所に着いた。
先着していたパーティに頼んで写真を撮る。中禅寺湖の見える位置に移動し腹ごしらえをしているとご夫婦が来て、いつもどおりの話になった。
楽しい山愛好家同士の話になるはずだったが、この夫婦、とても鼻持ちならない輩。
静岡から来たというのでうっかり「南アルプスが近くていいですね」と言ってしまったのが命取り。
話しこむうち「まだ北岳にも登ってないの! 登山やってるのに」
「え~っ 富士山もまだなの。 まあ 沢登のグループじゃ仕方ないわね」
我が会の会長が過去に達成した南ア全山縦走をうらやましく思っていた私が「全山縦走したいですね」と言うと大変な事になってしまった。
「南アを知らない」「変なことを言っている」と言うのだ。
そんな効率の悪いことを平気で言っている私が、よほど何も知らないか変なやつだと言うのである。
私も“師匠”と慕ってくれる仲間を持つ身。このまま舐められたら自分のことより慕ってくれる仲間がかわいそうだ。
あえて反論させてもらえば、北岳に登頂していないのは遊びのフィールドが違っただけで軽んじられる憶えはない。
南ア縦走もピストンで効率よくこなすか縦走するかは楽しみ方のスタンスの違いであって、南アを知らないで言っている訳ではないし、ましてや“変人”呼ばわりをされる憶えはない。
実に腹に据えかねる輩であった。温厚な先生も相当腹が立ったようで「やっぱり・・・北岳・槍ぐらいは登っておかないとバカにされる」と言う。
まあ確かにそうだ。しかしこのことが私の闘志に火をつけた。狂ったように登ることになる。
1時間ほど頂上で待ったが相変わらず眺望はなく、下山の途に着いた。
2時間ほどで乗越に着いた。志津宮の中を覗くと15人ほどが泊まれそうな板貼りになっていて、夕べは10人ほどが泊まったようだ。
シュラフや道具が置きっ放しになっていた。
小屋前の水場はとても飲用には使用できそうもない。
さて温泉、先生はちゃあ~んと用意してくれていた。日光湯元“はるにれの湯”だ。案内板で調べたり地元の人に聞いても知らない・・・どんな湯か少し不安になった。
が、やっと見つけて・・・入って納得。
お土産屋さん兼食堂のようなお店の中を通り抜け、裏口からお風呂に通じる。これじゃ地元の人が知らなくても不思議はない。
窓にはガラス戸もなくお風呂の裏のはるにれ(?)の林を眺めながらの入浴だ。心地よい風が通り抜け緑を肌で感じながら・・・眠りに引き込まれそう。
白濁した硫黄泉、かけ流しの湯量も豊富で熱い程。
こんな近場でこれ程の名湯もあるんだなー。これがいけない。
この後この周辺の風呂にはバカらしくって入れなくなってしまった。


