厳しい直登・・・男体山
平田影郎
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家を6時に出て、足尾を抜けていろは坂を上っていく。いろは坂は想像以上に長く感じる。
やっと中禅寺湖に到着しても、神社まではまだ走ることになる。
神社の駐車場は木々の間に車を差し込むように停車する。キャパはそれほどない。
神社の受付で500円を支払って門を通していただく。男体山はご神体でもあるので、参拝させていただくという謙虚な気持ちが大切だ。普通の山への登山とはそこが違う。
500円の中にはお守り台と、登頂証明(参拝証明)が含まれている。
厳しい山だが2往復・3往復する人がいて・・・なんでかは聞き漏らしたが、修行のためではなさそうだ。お年寄り。
私より先に下って、私が下っているとまた登ってきて・・・門を出ない限りは、500円は1回支払うだけでいいようだ。
登山道は途中で一旦車道を歩くことになる。そして4合目からはほぼ直登と言えるような斜面を、這うように上る。
合目ごとの表示が・・・タイミングとしては休憩を促してくれる。
九合目に到達すると斜度はなくなった気がするが、それは気のせいで・・・まだまだ辛い上り。
ザレ場で一歩が思い通りに踏み出せず、変らない辛さがとうとう頂上まで続く。
短いスパンで救われているが、斜度だけを言ったら日本でも有数の上りかもしれない。
反対側の志津乗越からのほうが、エネルギーとしては3分の一も要しない。楽な登山がお望みなら裏側からがお勧め。
山頂では剣が新しくなっていたが、前回登頂してから11年という歳月が過ぎたと実感する。
前回は晴れてはいたがガスで中禅寺湖が望めず、今回こそはと思っていたのに…またしてもガス。
ところがお昼を食べていると一瞬視界が開けて、湖上の白い船を望む事ができた。リベンジできた。