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9. 後方羊蹄山

一人の夜は寂しくて・・・羊蹄山

メ モ
登頂日 13/07/26(金)
天 候 晴れ(ガス)
百名山登頂順 95番目
標 高 1,898㍍
登山口 半月湖キャンプ場
同行者 単独
温 泉 ニセコ温泉 綺羅乃湯 500円

タイム
場所・地点 備考
半月湖キャンプ場登山口 4:30
五合目 6:30 6:35
羊蹄山山頂 9:00 9:25
半月湖キャンプ場登山口 12:30
所要時間
8:00
登り
下り

今回の北海道登山ツアーの日程
  • 16日
    新潟乗船
  • 17日
    苫小牧着、道の駅むかわ泊
  • 18日
    美瑛・富良野 道の駅蔵泊
  • 19日
    大雪山登山 望岳台泊
  • 20日
    十勝岳登山 道の駅 占冠泊
  • 21日
    弟子屈に友人を訪ねる 雌阿寒温泉公共P泊
  • 22日
    雌阿寒岳登山、平取に移動 豊糠山荘付近泊
  • 23日
    幌尻山荘泊
  • ~24日
    幌尻岳登山  道の駅むかわ泊
  • 25日
    支笏湖・倶知安 半月湖キャンプ場泊
  • 26日
    羊蹄山登山 道の駅ニセコ泊
  • 27日
    移動  道の駅 鹿追泊
  • 28日
    トムラウシ山登山 道の駅樹海ロード日高泊
  • 29日
    苫小牧乗船

平田影郎

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むかわの道の駅から羊蹄山登山口の半月湖キャンプ場までは、支笏湖を抜けて羊蹄山をぐるっと迂回して倶知安から進む。

この間羊蹄山に接して走行していながら山は雲に覆われ通しで望むことができなかった。

秀麗な羊蹄山の山容全体を望め無くては、今回の目標の半分は失ったことになる。

この時点から翌日の天候が懸念された。

支笏湖を通り過ぎる。この辺は前に妻と旅行した時に通っていて懐かしい。【苔の洞門】のところは駐車場がすっかり整備されていた。

きのこの王国(?)というドライブインがあって、ちょうどお昼だったので食事にする。

100円のキノコ汁が話題のドライブインらしいが、確かに美味しくいただいた。隣の道の駅でブロッコリーやトマトも入手した。

その夜半月湖のキャンプ場で洗って、茹でてタッバーに入れて3日分のサラダを作った。こんな時の冷蔵庫はありがたい。

キャンプ場には水があると聞いていたが、ドライブインの駐車場にも湧水があったので念のために汲んでおいた。

名前も面白かったので・・・ブログネタに。

倶知安市街でコインランドリーを見つけて洗濯。ここの器械は新しくて、洗いからすすぎ、乾燥までを入れて55分だった。

前回の富良野での洗濯は器械が古くて3時間近くもかかって閉口する。

洗濯を待つ間に役場に行って地域の地図などを入手する。そして半月湖の様子も確認する。

倶知安役場の対応は親切で、好印象を受ける。

再びコインランドリーに戻り、綺麗になった登山用衣服を回収する。

3組持ってきていたが、2組が汚れていた。でもこれで帰宅するまで山道具の洗濯は必要なくなった。

ころでコインランドリーのおじさん・・・山の天気に詳しくて「明日は強風で大荒れ」とっ。

おじさんの勘が外れることを期待して、半月湖に向かう。

ニセコ方面に向かうとモールがあって、大型スーパーも有ったので寄る。

隣のホームセンターで箒と塵取りも購入して、旅に出て以来初めて車の中を掃除する。

キノコの王国にあった珍しい名前の湧水
ポリタンクとボトルにたっぷりと頂く

半月湖に到着すると数台の車があったが、ホロホロからこの駐車場は傾斜していると聞いていた。

ここのトイレの方が綺麗ではあったが、その上にあるキャンプ場の駐車場まで5分ほど移動する。

登山中の方の車が何台か置かれていた。

明るいうちに済ませておきたいので、私はブロッコリーを茹でたりご飯を炊いたり・・・ホッキ貝をさばいたり。

数台の車があったが暗くなる前にはすべての車が下山していった。下山者を迎えにきたタクシーの運転手さんと話すと『この山にだけヒグマがいない』事が判った。

タクシーが去った後、外人の若者が下山してきてここの東屋で夜を明かしたようだ。

若者が降りてくる前で、まだ暗くなる前のこと。明るいけれど・・・この駐車場に私一人しかいなかったから、ヒグマはいないと判っていても落ち着いて調理はしていられない。

洗い物をしていてもお米を研いでいても、常に視線と注意は回り中に注がれていた。

気が付いたら後ろに立っていた・・・なんてとても耐えられそうにない。

この後暗くなってからトイレで車から出る時なども、慎重に回り中を確認してから外に出た。

いない・・・と聞かされてはいても・・・

相手は人をも食べてしまうヒグマ。

ホロホロに電話でホッキ貝のさばき方を教えてもらって、初めて自分でやってみたが意外に上手い。

私には調理のセンスがあるようだ。ホッキ貝やブロッコリーサラダでの一杯は、久しぶりに元気を取り戻す一杯となった。

倶知安のイオンで買ったホッキガイをさばく
この日の夕食は豪華だが、一人で食べても味気ない

翌朝、明るくなると数台の車がやってきた。既に外国の若者はいなかった。天気は思わしくないが中腹までは見えていたので登山を始める。

前日コインランドリーの親父さんが『明日は天気が悪いので止めておけ』と言っていたのを思い出したが、今後の予定もあるし《今日は登っておこう》と決めたのだった。

明日の羊蹄山は風が強い・・・と親父さんは言う。地元の人ならでは判る何かがあるのだろう。

そういえば前回のホロホロが登山した時も、すごい風だったと話していたのを思い出した。

北海道に来て5座目にして初めて【熊出没】の看板がない登山。登山口からほぼ一緒に進む単独行の男性に声をかけると、何と同県人の方だった。

桶川からやってきたUさんとは、一緒に山頂を踏む事になる。

下山後もニセコの綺羅の湯を案内してもらい、ニセコの道の駅で二人でヘベレケになるまで酒を飲んだ。

この後利尻に向かうという事で、翌朝道の駅で別れた。私のサイトに来てくれるとの事だったが、これも何かの縁・・・長くお付き合いしたいものだ。

半月湖キャンプ場登山口
樹林の中を進む、ヒグマがいないので安心
ウバユリが群生していた

登山口から最初はなだらかな登りだが、3合目あたりから一転して厳しいのぼりに変わる。

厳しい登りだけに高度がどんどん上がっていくのが判る。眼下には倶知安の街並みが展開している。

登っていてふと感じたが、なぜこの山にだけヒグマがいないのか・・・と。

単独峰であるため、尾根伝いに移動する事ができないためなのだろうか?  

8合目付近まで良い樹林帯で覆われているので、いつかはヒグマが棲み着くのではないか?  被害者が出てから気がつくのでは無いだろうか。

登っている途中からは樹木に遮られて、中々視界が開けない。だが時折樹木が途切れて街並みが見下ろせた。

しかしそれも7合目付近までで、その後は山全体がガスの中に突入したように視界が無くなってしまった。

七合目付近からの眺望
このあたりまでは視界も確保出来ていた

9合目からは灌木帯になり大岩が点在する。そしてほとんど山頂と高度が同じような、尾根状の登山道となる。

足元にはお花畑が広がり、色とりどりの花が目を楽しませてくれる。

決して珍しい花ではないが・・・オニユリ・オトギリソウ・シシウド・タデの仲間、そしてウメバチソウやエゾフウロ・・・これだけあれば十分立派なお花畑だった。

九合目ではガスの中

稜線上に出るとものすごい風が吹き荒れていた。風速30㍍に近かったと思うが・・・・・この程度の風は何度か経験している。

ただ突然強まる突風には慎重に対処しながら進んだ。

耐風姿勢を取る事も数度。経験しているという事は自分を信じられるので、精神的にも大きな支えとなってくれる。

途中に何か所かにそれらしき大岩があって、思わず山頂と勘違いしそうだ。しかし途中のピークの数も把握していたので間違う事が無くて済んだ。

これだけのガスだとピークを勘違いして、下山してしまう人がいるかもしれないと思った。

山頂には写真のような標柱があるので、しっかり確認したい。稜線を15分ほど歩くことになる。

とうとう二人で山頂に立った。しかし心配した通り北海道5座目も・・・やはり眺望のない山頂となってしまった。

30分ほど風を凌ぐために反対斜面に身をひそめ、二人で食事を摂った。ここでお別れかな・・・・・と思ったらUさんが一緒に下山しようというので、帰路も一緒に歩き始めた。

私は膝の状態がかなり悪く、とても一緒には歩けないほどだったが何とか登山口まで一緒に下山出来た。

そして先に述べたように二人でニセコ駅前の【綺羅の湯】につかり、コンビニで買い物をして道の駅での宴会となった。

Uさんに【HO】を教えると早速購入していた。

この【HO】は北海道旅行では必須のアイテムだ。温泉に只で入浴できるチケットのサービスなどが着いていて、北海道に上陸するとほとんどの方がすぐに購入する。

価格は560円(?)で、温泉に二つ入ると元が取れるので損することはない。しかし最近はマナーを守らない客も多いらしく、サービスに協力しない温泉も出てきているようだ。

ちょっとした心がけ次第で楽しくお得な旅になるのに・・・マナーを守って楽しい旅の思い出を沢山残したいものです。

強風とガスが巻く山頂
ニセコ駅 下山後は駅の向かい側のニセコ温泉綺羅乃湯へ

羊蹄山で見た花々

珍しい花は少ないがお花畑は壮観
タデ類が中心のお花畑
シシウドもこれだけ咲いていると鑑賞に堪えられる
エゾフウロとシシウド
チシマギキョウ
イワブクロ
久しぶりにウメバチソウ
エゾフウロ
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