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熊とマタギ 2

雑感

相棒から妻が待ちに待った【韓流ドラマ善徳王女のDVD】が届きました。今回はいよいよ【トンマン王女】が名実ともに、王女としての戦いを開始します。その登場の仕方が・・・観るとやめられなく・・・方法なのです。本当にカッパエビセンのようにあとを引きます。皆さんいっぺんはまってみませんか。残念ながら今の日本のドラマ界にこれほどの期待感は持てません。同じ役者による2時間ドラマ・・・辟易とします。

さて昨日の続きです。
私の祖父の話ですが、毎年秋になると娘(私の母)の嫁ぎ先である我が家を訪れるのが常でした。獲物の熊の肉やイワナ、キノコなどを、カーキ色のザックで背負い30キロの道のりを歩いてくるのです。

老齢の祖父にとっては楽ではなかったと思いますが、娘の立場を良くしたい一心だったのだと思います。
イワナは30㌢以上のものを50本も揃え、キノコはホウキタケというマイタケに似たキノコでした。甘辛く煮て本当に美味しいキノコでした。

熊はおそらく冬眠前で油を抱えていて、大鍋で火にかけると20㌢角ほどの肉の塊から何升という油をとることが出来ました。
毎年秋が楽しみでしたが、父方の祖父も祖母もあまり歓迎してくれず、私が小学校に上がる頃には祖父が我が家を訪れてくれる事はなくなりました。

田舎モノでお人よしで歓迎されていない事にも気付くことが出来ない祖父に、母が泣きながら『もう来るな』と訴えていた声が今も耳に残っています。
翌日帰っていく祖父の寂しく足取りも重かった後姿が、瞼に焼き付いて離れません。

私の山遊びのルーツはこの【血】なのでしょう。今考えるともっと祖父にいろんなことを教えてもらうべきでした。
今、祖父の大地は【寒嵐江(おろせ)】と地図上に表記がありますが、昭和29年に完成したダム湖の湖底に沈んでいます。

このダムを作るときに労役として働いた多くの囚人達が命を亡くしました。私が母に手を引かれて母の実家に帰る時、このダム工事の脇を通るのでしたが、囚人達は久しぶりに見る女性をひやかすのでした。異様に怖い目の人たちでした。

大きなつり橋を渡り、さらに4㌔も川を遡ってやっと母の実家です。
本当に山奥でしたが祖父たち家族が暮らすには、有り余るほどの恵みに溢れた里でした。
夜になると裏のクリの木に熊がやってきて、木を揺らし落ちたクリの実を食るのです。子供ながらに熊が揺らしている事は理解でき、そのザワザワという音が一晩中続いて恐怖に震えていたいたように記憶しています。

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