昨日の続きですが・・・豆腐と言うと夏は冷奴で冬は湯豆腐・・・私のイメージとしてはこうです。どうしても子供が喜ぶ食品とは思えません。行く前は非常に不安だったんです。
お邪魔した日光市にある太子食品は、元々は青森が発祥の地です。数年前遺伝子組み換え大豆を使わない宣言・・・をして、ガイアの夜明けと言う番組で紹介され、私もその放映を記憶しています。
何か子供達が体験を通して学べるものがないか調べていたら、この会社がやっている【豆腐作り体験】をインターネットで見つけました。8月初旬に下見も済ませてありました。
体験は子供が一名300円、大人が600円です。あわせて自分で作ったものとお店の主力商品やオリジナルメニューが試食できます。
ちなみに試食の内容は
豆乳・自分が作った絹越し豆腐・寄せ豆腐・護摩豆腐・湯葉・刺身コンニャクの酢味噌・油揚げ(精進揚げ)・オカラのドーナツ・ムース風デザート
思い出して見るとこんな風です。ひょっとしたら漏れているかもしれません。
十分の量でした。育ち盛りの男子中学生が満腹・・・と言われるとちょっと不安ですが、我々は十分満腹でした。
子供達が美味しい美味しいと連発するのにはビックリです。最初にも言いましたが・・・子供と豆腐・・・は何か私の頭では一致させる事が出来ませんから、嬉しい誤算でした。
余計なお世話ですが『ニガリを混ぜて・・・』といきなり出てきますので、子供はニガリが何なのか・・・ニガリを混ぜる事すら解っていませんので『子供向けのビデオも必要では』と工場長さんに話してみました。私の意見に納得されていました。
この子達が大人になったときに自分の子供に【安全で美味しいもの】を食べさせたいと思うはずです。まさに食育の大切さはここです。子供達にこそ確りと正しい事を伝えなければならないのですから・・・。
こと豆腐に限って言えば外国に向けて販路を拡大・・・という商品ではありませんから、日本の子供に日本の食文化と味を伝えなければなりませんし、またそれが出来なければ豆腐産業は衰退するしかありません。むしろ工場見学を利用して販売を促進すると言う小さい利益確保のシフトから、食文化・食育の視点で子供達を取り込むほうが重要で将来の財産・・・と話したのです。
ここの体験学習と試食はお奨めです。子供達がホントに喜んだんですよ・・・豆腐で。
写真は体験の後、生産ラインを見学する子供達です。
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