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地方の現状

雑感

私のは母90歳、ボケもせずに暮らしています。ただ若い頃からリューマチを患い、手指が変形したりして満足な日常を送れません。例えば親指をかけてズボンを下ろす事が出来ません。リューマチには激痛がつき物で・・・苦しんでいます。
兄と兄の長女夫婦に面倒を見てもらっていますが、兄が大病を患い母の介護が心配な状況になりました。

昨日の続きですが地方の公立病院は赤字と医師の確保が出来ないため、次々に閉院に追い込まれ病気難民が多数出ています。その中に私の母も含まれています。
病院が少ないだけでなく・・・医療制度の改悪で年寄りを長く入院させると3ヵ月後に治療費の上限が出来るため、長く入院するような年寄りを抱える事は病院経営にとっては大変なリスクになります。

したがって90歳の母が痛みを訴えても、入院させて治療をしてくれる病院はありません。膝の関節も骨がこすれあっている状態ですから痛みは強く、とても歩いて病院には行けません。姪が車に寝かせて連れて行ってくれても、入院させないためのおざなりな治療しかしてくれず、痛い思いをしただけでまた家に戻らなければなりません。

たまたま今回転んで肩を打ったようですが、病院でどんなに痛みを訴えても『骨折していないから入院させられない』と返されました。痛みに耐えながら寝ているしかないのです。

介護の負担も限界に近い状態で、当然特別養護老人ホームなどに申し込んでいますが、順番待ちは200人に登ります。施設としても寝たきりで手のかかる老人はあまり美味しくないのです。

妻の母がお世話になっている施設はどんどん回転して、入所の順番が廻ってきました。関東は施設数も多く、施設間の競争原理も働いていますが、残念ですが今となっては関東に連れてくる事が出来ません。

一体・・・前世で母がどんな悪い事をしたのでしょうか。何の非も無いのに疲弊した地方に住んでいるために・・・あるいは長生きしすぎたために制度の改悪の犠牲になった・・・。
何時からこんな弱者や老人を切り捨てて、平気でいられる日本になってしまったのでしょう。冷たい日本・・・長生きはしたくない・・・という言葉が聞こえてくる社会はいけません。友人の言葉を借りれば・・・役人だけは確り守られるようですが・・・。

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