もう10年近く昔になりますが、北岳に登ったとき知り合いになって一緒に行動したご夫婦がいます。
御主人は脳血管の病気を患って、リハビリのために登山を始めた方でした。
不思議な事にその後も恵那山で出会って、何かの因縁を感じていました。そんな思いを抱かせてくれる方が何人かいます。
そんな方ですから手紙などのやり取りはずっと続いていたのです。
今回、百名山達成記念のキイホルダーを、迷惑だろうとは思いながらも【お守り】のつもりで受け取ってもらったのでした。
そしたら今日、お伊勢様のお守りとお菓子が宅配便で届きました。そしてその中にはお手紙が添えられていて・・・かえって私が感激を戴いたのでした。
内容は・・・お父さんやお母さんがの具合が悪くて、看病で山に行けなかったとか。そしてリハビリで山を歩いていたご主人も、山を歩いていなかったのであまり歩けなくなっていたそうです。
私の百名山達成で勇気づけられたとのこと。御主人は私のキイホルダーをお守り代わりにしているとか!
今回ご夫婦でお伊勢様まで出かけたとの事で、私にもお守りを買ってきてくれたのでした。
そして高価なものではかえって気を使うだろうからと、浜松名物の【うなぎパイ】が添えられてありました。
何と優しい心遣いなんでしょうか。この心遣いに感激です。
高価なものを送り帰されていたら、私はキイホルダーをを送ったことを後悔したはずです。
そこまで計算してのお守りだったと思うのです。そして何よりの一言は『勇気を頂いた』
幾ばくかの勇気を差し上げる事が出来たのなら、私の百名山も意味があります。
私の百名山に意味を持たせてくれたご夫婦に・・・私の方が感激して感謝しています。
皆さん、今年はどれだけの感激を頂き、どれだけ感謝して過ごせたでしょうか。
来年も感激して感謝する良い年でありますように・・・。
最後の最後に・・・寒い冬に・・・心を温かくしてくれたご夫婦に感謝しながら。
送っていただいたお伊勢様のお守りです。
そしておまけは息子の現在です。
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