温泉が好きな人は多いと思いますが、この時代に湯治を経験した人ってそんなに多くはないと思います。
2001年から十数年続けてきましたが、ここ2年ほどは百名山やら中山道があって、湯治をやりたい妻に我慢してもらってました。
3年前にも湯治と言えない僅か3日間でした。ニンニク卵黄が無くなったのでそれを作るためにだけの玉川でした。
秋田県の田沢湖から1時間・・・近くには乳頭温泉郷や八幡平など、自然環境に恵まれたこんな場所での心の洗濯です。
実は妻が予約を入れたのですが、受け付けた若い男性がまちがっていて1か月ずれていました。
ここ数年人気は凋落傾向にあり、部屋は沢山空いてました。
写真は自炊部の【北投荘】の廊下です。手を入れてリフォームしてますから、いくらか小ざっぱりしました。連休の時は込んだでしょうが、連休後はご覧のとおり閑散としてます。
自炊部・・・と言うからには自分でご飯を炊くわけです。こんな台所でみんな共同で調理します。気の合う人とおかずを交換し合ったりして・・・。
この窓から裏山が見えるのですが、日1日と紅葉が進むさまは毎日違う絵画を見るようです。
岩盤浴で大量の汗をかくので、洗濯は1日おきぐらいにやる事になります。
写真は洗濯室ですが、数か所あった洗濯室も客が減ったせいか減らされて1か所残るのみ。
洗濯機は僅か3台・・・しかも調子が悪い。無料ですけど・・・困りものです。今回は乾燥機がトラブル・・・100円玉を3回も呑み込まれました。
勿論返してもらいましたけど。機械だけのトラブルだけではなく、利用者のトラブルも結構あります。終わっても何時までも洗濯槽の中に洗濯物を放置する人など。あとの人が使えません。
前にこんなことがありました。おそらく重大な病名を宣告され・・・心ここにあらずと言ったご婦人。
考え事をしながら洗濯しているので・・・勘違いして・・・私のすすぎまで終わった洗濯ものに洗剤を入れるのです。
もう一度私はすすぎからやり直し。そしていよいよ終わる頃に、再び洗剤を投入され・・・。
3回目も入れようとしたので、今度は身体を張って止めました。
こんな・・・トラブルを甘受しながら生活するんです。これが湯治なんです。
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