最近の私の楽しみは・・・娘が買ってくれたアイパッドでユーチューブの動画。
特に五木ひろしにハマっていて・・・上手く歌いたくて・・・何百回も同じ曲を聴いてます。
ゆめかぜ・・・港の五番町・・・アカシア挽歌・・・九頭竜川・・・振り向けば日本海
限がありませんが・・・これらの曲なら歌詞を見なくても歌えるほどに。
何か新しい曲をと探していたら・・・人生いろいろ・・・って島倉千代子さんの歌もカバーしてました。
これがまたいい。島倉千代子さんのも良いけど、五木ひろしのも最高。
昔、全日本歌謡選手権という番組があって、五木ひろしも八代亜紀もここから発掘されて今の地位があります。
天童よしみもかぐや姫も・・・私たち夫婦と同じ時代を生きたこんな人たちが・・・私は大好きで。
五木ひろしの歌が上手かったら・・・カッコいいですよね。
その五木が人生いろいろをうたっているので、感慨深いんです。
何故かと言うと・・・母は島倉千代子の大フアンでした。
歌謡番組で登場すると「千代子か!」って、まるで娘でも見るようなまなざしで、嬉しいそうに聴いてました。
我が家は貧乏だったのに・・・父の兄弟たちは少ないモノを取り合って、母はその状況が心の底から辛かったようです。
だから、私には兄と喧嘩させないように、東京に出たら帰って来るな・・・が信念になっていました。
勿論、私も母の思いをかたくなに守り、田舎に帰ろうとは考えず青雲の志を抱いたのです。
がっ抱いただけで終わりましたけど。
その母が・・・イメージしていたのが島倉千代子の「東京だよ、おっかさん」だと思うのです。
数年に一度、息子の家には泊りに来たのですが、今考えればどこも連れて行ってあげられませんでした。
孝行したいときには親はなし・・・まさしく云い得て妙です。
島倉千代子さんが25年に亡くなられた時作られた番組を、今日ユーチューブで観てました。
あの・・・人生いろいろ・・・は彼女そのものを歌っていた気がします。壮絶な人生でした。
美空ひばりさんから受けた恩や、結婚に失敗し子供を三人も中絶、そしてだまされて16億円の借金、更に2度のがんに罹患。
人生いろいろあった母でも、これほど壮絶な人生ではありませんでした。
母の人生と重なって・・・島倉千代子さんの生きざまを・・・泣きながら観ました。
最後の曲は死の三日前にレコーディングしたそうですが、これも壮絶です。
人生いろいろと言う歌は・・・今日から私の心の礎になりました。
センチメンタルな話でした。今の若い人には・・・センチメンタル・・・と言う言葉は死語ですね。
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