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古希のお祝い 前篇

リタイヤ生活

焼肉カラオケの翌日。12時前に親友の家を出発。

友が幹事ですから2時前には到着する必要がありました。

途中昨夜の彼女を拾って・・・もう一人相乗りで、4人。

美味しい蕎麦屋さんでお昼を食べて向かいました。ちょうど2時でした。

今年の会は私のクラスが幹事で、級長やっていた友が総責任者で、ほかに各クラスから選抜された幹事さん。

受付やらで都合15人ほどが・・・ご苦労様。

仲の良かった女性陣などが集まってきて・・・早く行った効果がありました。

そこで小学校の時に一緒に通学した友が、大腸がんでホスピスに入っていると聞いて愕然。

一番家が近い友でしたから、顔を見て話がしたい。

同級生が嫁いだ方の妹さんが奥さんなので、その同級生に見まいに行っていいか・・・確認してもらいました。

簡単に言うと・・・同級生なのに義理のお姉さん・・・そんな関係です。

了解を貰って翌日見舞ってきましたが・・・自分がどうしてここに置かれているのか解らないと。

そして・・・何という病気で入院していると聞いてきたのか・・・と私に聞きます。

さすがに家族が隠しているのを私が言えません。

岩手って未だに患者に宣告しないで、家族の意思が尊重されています。

埼玉では本人が聴きたくないと言っても、余命まで宣告されますけど。

私の父も兄も・・・母は痴呆でしたから仕方ないにしても・・・病名さえ知らずに死にました。

色んな準備もあったろうに・・・最後に会いたい人も居たでしょう。

私にとっての姪が全部秘密にして、息子の私でさえ病気さえ知らされませんでした。

そして・・・亡くなった・・・との連絡のみ。

どうして知らせなかったか・・・と私は怒こりました。

そしたら・・・遠くから息子が来るほど大変な病気だと力を落とすから・・・と言う理由でした。

あきれました。取って付けたような理由で。

兄、母の生存中は我慢していましたが、母が亡くなって以来、一切実家との縁を絶っています。

兄の時も母の時、全て亡くなってからの連絡でした。

息子の私や娘の姉が、最後の最後に姪の了解を得たと病院に伝えないと会えない・・・と言うおよそ考えられない状態。

これは特殊なケースにしても・・・本人に最後の準備時間を与えるべきと私は考えます。

皆さんはどうですか。

自分が余命三カ月だとしたら・・・言ってもらいたいですね。

大切な人たちにお礼を言ってから死にたいでしょう。

古希の…延命長寿のお祝いに参加して・・・思わず終活の考え方を認識させられました。

どうか一日でも長く、人間としての尊厳を維持して頑張って・・・そう願うしか私に方法はありません

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