百貨店魂

13時に会長の会社で、私の弟子と会長の後を継いだ社長さんを引き合わせる用事がありました。

新しい事業展開に繋がるか？　まあ、よく話し合ってもらって・・・。

若いころから私が面倒見ていたので、私の話は一も二もなく対応してくれます。

用事が終わってそそくさとデパートへ。

実は妻の誕生日が過ぎていましたが・・・ここ数年何もしてあげていませんでした。

ちょうど都会に出たチャンスですから、プレゼントの一つも買って（　＾ω＾）・・・喜んでもらいたい。

前々から暑い日の歩きに射す日傘・・・これも私がプレゼントしたものですが、10年も経過していて日焼けして変色。

恥ずかしいからさせない・・・と言ってました。

プレゼントは日傘にしよう・・・と数日前から決めてました。

たまたま手前に立っていたベテラン風店員さんに「日傘が欲しい」と。

「時季が終了してメーカーに返品して残っていない」と。

確かに10月ですから日傘は売れません。

が、熱い今年は9月いっぱいぐらいは在庫していたのかも。

「どうにか手に入る方法はありませんか？」

すると「少し待っていただけますか」とバックヤードに入って行きました。

ずいぶん待ちました・・・でも、「もういいや・・・帰ろう」と言う気にはなれず待ち続けました。

そして出てくると、6本ほどの日傘を手に持っています。

おそらくメーカーに返品するために梱包してあったものをほどいていたのでしよう。

私が本気でほしいのだと理解してくれたようです。

西武・そごうと言えばヨドバシカメラがらみでひと悶着ありました。

デパートで買いたいと言うお客さんは絶対いるわけで、その人のために努力する姿勢が・・・やっぱり百貨店の店員さん。

日傘を手に戻ったら、私はもう立ち去っていないかもしれず・・・それでも労を惜しまずに梱包をほどいて、目の前に商品を並べて。

昨日今日の店員さんでは「面倒だから無いことにしよう」と考えそう。

かんたんに「もうありません」で済む話なのですが、この店員さんは違っていましたね。

数十年培われた【百貨店魂】を感じました・・・想像ですけど。

いやあ・・・プレゼントを喜んでもらえたのもうれしかったけど、店員さんの対応もうれしかったですね！

店員さんのお客様のために・・・とやってくれたことで、妻に喜んでもらえたのですから。

今までもそうですけど、これからも【そごう】を応援します。

ストでもなんでもやって、自分たちの権利をしっかり主張してください。

で、うれしい反面・・・ちょっと後悔も。

頼んで持って来てもらったのに、価格を見て「こんなに高価なものでなくても・・・」と言えませんでした。

「国産では最高級品です」って・・・。

別に最高級にこだわらないので、もう少し手ごろな価格帯のが良かったです。

また少ない小遣いが、さらに少なくなりました。

山友ホロホロが「年よりは金を使え」と言うので、ホロホロの手前たまにはいいか。

でも彼の理論には持っている年寄りと、持っていない年寄りが存在していると言う事実が欠けているんです。

私のプレゼントも遅れましたが、娘から届いたケーキも遅れています。

今日食べ過ぎて渋りっば腹です。

血糖をあげないケーキなので、彩がイマイチです。

妻はスプーンで数回口に運んだだけ・・・残りは私が・・・ほぼホールを一人で完食。

腹も渋るわけですよ！　　腹が出るより渋る方が良いか！