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旅あれこれ 北陸・中部・東海18【36年振りの青春】

36年振りの青春

2007/09/15~16

 茨城に海の幸を食べに行く予定でしたが、私の大学時代の友が入院したという知らせが入り中止になりました。急遽、静岡に行くことになったのです。友には会いたいのですが私は南が嫌いです。特に東名高速を走るような場所には行きたくないのです。渋滞を考えると・・・もうウンザリ・・・です。

 そんなおも~~い空気を感じたのか妻が急に大学時代のクラスメートに会いたいといい始めました。

私もよく知っている『お啓ちゃん』です。私たちは同じ部活に属していました。学食でいつも同じ場所のテーブルを占拠し何時間も話しました。きっと妻と一緒に私のアパートに来たこともあると思います。あの頃が蘇って来ました。年賀状では『今年こそ会おう』と何年同じことを書いたことでしょう。やっと実現しそうです。妻と相談して内緒でいきなり行こうと決めました。

 暗いうちに家をでて夜中の3時ごろ牧丘の道の駅を通りました。念のためホロホロ3世がいないか寄ってみましたが、何処かへ移動したようです。おそらく昨日の夕方に移動したのでしょう。ほんの少しの差でした。

 静岡で見舞いを済ませ、その後沼津に向かいました。そして電話をしました。そしたらやはり無理がありました。どうしても仕事を休めないというのです。当然です。『いきなりすぎる』と怒っています。無論本気ではありませんが。翌日、大井松田に住む『ミーコ』も誘って会うことにしました。

 そうなると今日は予定がありません。妻が伊勢海老を食べたいというので宿泊先を探すことにしました。近くには伊豆長岡温泉などの名湯がありますが・・・目的は伊勢海老ですから・・・高級旅館に泊まるつもりは全くありません。電話すること何件目かで御用邸近くの民宿が見つかりました。

 市場や市場近くの魚屋さんなどを巡ってから宿に向かいました。想像したとおり施設は・・・ちょっと・・・というものでしたが、目的は伊勢海老ですから。すると何とラッキーなことでしょう・・・伊勢海老は今日が解禁だというのです。しかも伊勢海老祭りの期間中ということで、リーズナブルな価格のままで・・・オッケー。

 今食卓にあるのはまさか昼間市場の魚屋さんで見たあれではないでしょう。当然私たちについた伊勢海老は触覚が取れたヤツでしたが、贅沢は言いません。触覚を食べるわけではありませんから・・・。

お造りはシコシコ感が確り残る美味しいものでした。今回の旅もまあまあ満足できるものでした。

 翌朝船着場で待ち合わせました。残念ですが『ミーコ』は急すぎてムリでした。お啓ちゃんの結婚式は娘が一歳の時でしたから33年ぶりです。妻が結婚式に出席する間私が娘の面倒を見ながら控え室で待っていました。あれは何処だったのか思い出せません。大学時代の思い出は鮮明に蘇るのに、あのときの記憶はセピア色です。

 近くを案内してもらってから三人はファミレスに移動しました。そして2時間ほど妻は夢中で話していました。病気のことや子供の話、誰かの消息・・・60年も生きると話はそこへ帰結するのでしょうか。大学時代の部活の話、誰かのロマンスなどはランクが低いようです。目を輝かせて夢中な妻・・・私はただ聞き役に徹していました。南に向かう渋滞が死ぬほど苦痛でしたが連れてきてあげて・・・本当に良かった。

 次回はもっと多くの仲間を誘って学校に集合しよう・・・と話を決め、惜しみながら別れました。

【市場から港を望む】
【活気がイマイチ】
【寂しく残る伊勢海老】
【宿からの眺望】
【目的のお造り】
【翌朝の味噌汁】
【沼津港のシンボル】
【青い海と白い船】

 帰路、甲州市あたりでホロホロ3世の溝田氏と待ち合わせていましたが、御殿場から山中湖までの渋滞に2時間もかかってしまいました。妻は同じ姿勢で長時間いることが出来ません。もう限界でした。

溝田氏には待ってもらっていたのに、会いに行くことが出来ませんでした。何処かでまたお会いできるはずです。

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