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旅あれこれ 北海道2【自家製ワインとZIGZAG】

北海道からの季節風

2008/01/01

 毎年この時期になると北海道に田舎暮らしで移住した友【タケちゃん】からワインが届きます。このワインは9月末にタケちゃん自ら屈斜路原野で山葡萄を採取し、自ら仕込んで12月になるとボトリングして届けてくれるものです。今年4年目(?)だと思います。最初の年はいただいて直ぐ飲んでみました。酒をあまりたしなまず味もよく解らない私の舌にも、若くて・・・熟成が足りないのでは・・・と感じましたので、2年目からは少しねかせてみました。そうしたらどうでしょう・・・まろやかな山葡萄の味が確り口の中に広がる・・・何処にも無い・・・何処で作られたワインより美味しい・・・ワインになっていました。タケちゃんはこのワインを【ビルワーニュ】と名付け、ラベルもオプタテシュケ山頂からの写真使ってデザインしています。自分で葡萄を採取して作るのですからそんな多く作れるはずはありません。そんな少ない中から貴重なワインをいただける私は、本当に幸せ者だと思います。もちろん貴重なワインを飲むことができる境遇もそうですが、そんな多才な友人がいる環境を《ありがたい》と思います。

 今年は『初めての挑戦だ』と言って自宅の庭で採取した【チョウセンゴミシ・・・マツブサ科】のお酒を造り一緒に送ってくれました。どんな味がするのか楽しみです。がっ、嗜好としてたしなむのではなく【薬】として飲むべきなのでしょう。鎮咳や肝臓に対して著しい効能があるらしいのです。

【フォレスト謹製ビルワーニュ】
【今年もまろやかな出来】
【生薬名は五味子】

 タケちゃんからは時季ごとに様々なものが届きます。お陰で私は北海道の【旨いもの】に接することができます。どれを取っても『珍しく』『美味しい』おそらく『高価なもの』で、私のホームページ【グルメー7】の特産品に掲載しています。タケちゃんがいなかったら知り得ない品ばかりです。ホームページの予定があればみんな写真に残しておいたものを・・・今になっては《後悔》です。

 どういう経緯で付き合うようになったのでしょうか。元々は同じ職場の同僚でした。そして山に連れて行ってもらえるようになりました。私の登山の師匠なのです。彼は谷川のバリエーションルートを行くようなバリバリの岩屋です。クライマーでした。逆にその頃の私ときたら全くのビギナーで山行では足をひっぱりっぱなしでしたが、少しもいやな顔をせずじっと待ってくれているような男でした。足手まといは何時ものことでしたが、いつも懲りずに『山へ行こう』と声をかけてくれました。普通だったら次には声をかけてもらえないほどの迷惑を何度かかけたはずですが、彼は大きく私を見守りながら山の楽しさを教えてくれたのです。

 私も今、師匠と言われる存在になりましたが・・・後輩やビギナーを連れて釣行するときなど、彼のようにただ見守ってあげている私がいます。私に友達ができたのは彼の【教え】がそうさせてくれているのだ・・・と思っています。

 こんな気持ちは恥ずかしくて普段は言えませんし、彼も照れ屋でそんな言葉を聞いてもリアクションに困るような男ですから・・・言いたくありませんでした。

【フォレストの前庭、北海道ならでは】

 ところで今北海道で静かな人気の地図があるのを知っていますか。JA北海道(ホクレン)が発行する【ZigZag(ジグザグ)】がそれです。道の駅情報・地域の農産物特産品・観光施設情報・街情報・自治体の電話番号など限がありませんが北海道が丸ごと掲載された、むしろ情報誌と言えるものです。私は数年前から彼が送ってくれたお陰で知っていました。今回もまた手に入れてくれました。本来無料で配布されていたものですが、問い合わせが殺到し対応しきれなくなり有料で販売することになったようです。リニューアルを機会に3分冊だったものを合冊して1冊になりました。ページ数が減ったのか情報量が減ったように思います。ただ基本的には国土地理院の二十五万分の一の地図ですから・・・そう言ってしまえば身も蓋もありませんが・・・。
 
 北海道旅行を企画中の方には是非入手されることをお勧めします。リニューアル版の中を隅から隅まで目を通しましたが何処にも価格は記載されていません。ひょっとしたら無料で配布されているかもしれません。どうすれば入手できるかはここでは記載できません。また部数に限りがあり必ず入手できるとはかぎりません。

【3分冊‐道東】
【3分冊‐道南】
【3分冊‐道北】
【合冊リニューアル版】
【若干情報量が減った?】
【都市部などは二万五千分の一の地図】
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