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40回

日常

今日3月8日は私たち夫婦の結婚記念日。結婚式を挙げた日や入籍した日などはそれぞれ違う日ですが、二人が小さなちゃぶ台と鍋・釜だけをもって新たな人生を歩み始めた日なのです。

新生活は世田谷の三軒茶屋の8畳一間のボロアパート。夏の熱い夜に窓を開けているとゴキブリが飛び込んでくるような、ゴミゴミした路地の奥で古い木造の建物が密集していました。

当然風呂は無く近くの銭湯に二人で手を繋いで歩いて向かうのですが、それは・・・こうせつの【神田川】の世界『小さな石鹸がコトコトなって・・・』を生きていたのです。
そして『出るよ』の合図は私が口笛で【ヤシの実】を吹奏するのでした。

新卒で就職したばかりの私たちは経済的には生きるだけで精一杯でしたが、辛くもなかったし苦しくもなく・・・むしろ将来に向けて胸いっぱいに大きな希望を抱いていました。バイタリーに溢れ・・・弱音を吐く事も全くありませんでした。

今、思い起こしても楽しい思い出ばかりが蘇ってきます。苦しく辛い思い出を懸命に探すのですが、やっと探し当ててもよくよく思い起こしているうちに・・・それはやっぱり楽しい思い出に変わっています。

良く使われますが・・・もう一度人生を貰えるとしても、間違いなく同じ人生を選ぶと思います。人生に悔いなし・・・。妻は判りませんよ・・・違う意見があるかもしれません。
そして私もまた・・・妻のご機嫌が斜めになっている時などは、その自信が少ーしだけ揺らぐ時も・・・。

今まで39回の今日は必ず感謝の気持ちを用意して会社から戻ったのですが、リタイヤ生活の40回目の今年は特に何も用意しませんでした。昼に二人でベルクに行き、お寿司を買ってきて食べました。特に高級料理屋さんで食べたいとも思わないので、それで十分なのです。

本当に今日を40回も迎えたのかと信じられないほど、あっという間の40年でした。それでも振り返れば抱えきれない程の思い出はありますが、特段感慨はなくむしろ通過点として淡々と今日が過ぎていく気がします。

夫婦ってそんな空気のような関係で良いのかもしれません。ただ平穏に41回の今日が迎えられような1年が過ぎてくれれば・・・と願っています。

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