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猟銃を持てなかった7年

雑感

北海道猟友会砂川支部長だったI氏が、自治体の要請で市の職員と警察官の立会いの下で猟銃を発砲してヒグマを駆除。

立ち会った警察官も「良かった」と言ってその場を後にした。

しかしその後2か月ほどして北海道公安委員会は、住宅方向に発砲したのは法律違反だとしてI氏の【免許】をはく奪。

Iさんが提訴して長い戦いが始まりました。

7年前も・・・第一審の時も・・・そして高裁判決でも私はブログでコメントしています。

害獣駆除と言ってもヒグマの場合は特別で、万が一銃弾が外れたら襲われる危険もあるなかでの作業。

誰が好き好んで命を奪う行為をしたいだろうか?

全ては道民が安全に暮らせる環境を作るための、駆除に他ならないのです。

免許取り消しの理由は【石などに銃弾が当たって、あらぬ方向へ跳ぶ可能性があった危険な行為】というものでした。

I氏が勝手に発砲したのなら、処分の筋道は立ちます・・・納得はできませんけど。

だが今回のケースは警察官が立ち会い、市の職員が立ち会い、自治体の要請での発砲でした。

Iさんが不運だったのは、危険だと言うことが理解できない程度の警察官が立ち会っていたこと・・・。

危険だと理解できる警察官なら発砲を制止していたでしょう。

それとも本当に全く危険がなかったのでは?

公安委員会自身が危険だとする発砲を、制止できなかったこの警察官は【処分】を受けていません。

危険な行為として免許を取り上げるなら、危険な行為を看過した警察官の処分もあってしかるべき。

でもI氏の免許だけは取り消し・・・おかしくないですか? ・・・公安委員会のやり方。

単純に身内に甘いだけでしょうか。

今、北海道は害獣が増えて、人間の命が脅かされるケースが多々あるなかで、猟友会の協力が得られない処分は誰の得にもなりません。

木ばかり見て森を全く見ていない・・・公安委員会。

猟友会や自治体に対して警察(公安委員会)として警鐘を鳴らしたかったのではないか・・・と想像します。

イニシャチブは我々にある・・・と。

しかし最後に正義が勝つのは日本社会の常道で、危険を過大に評価していては世の中が混乱するだろうと最高裁から逆に警鐘を鳴らされた形になりました。

警鐘を鳴らしたつもりが、鳴らされたと言うお粗末で恥さらしな結果でした。

それでも北海道は最後まで危険だったと言い張りましたが、最高裁小法廷は毅然とシステムはどうあるべきかを見極めていました。

これ以上免許の交付を遅らせるような行為があれば、最高裁判決を軽んじていると言わざるを得ません。

道は公安委員会と足並みを揃えざるを得なかったのでしょう。

結果、ヒグマ対策が後手に回り道民を苦しめた・・・自分で自分の首を絞めていたのです。

本来、何が国益か? 何が道益かを考えれば、札幌高裁で決着がつく簡単な案件でした。

しかし高裁の判事は警察寄り、公安委員会寄りの判決を出せば、最高裁判事就任への道も・・・なんてこと思った? うがった見方ですけど。

ひょっとしたらこの件は、日本の司法制度の弊害が出たケースかも知れません。

裁判所は独立していませんからね・・・大きく司法の中のワンセクターに過ぎません。

司法と言えば警察も検察もあって、そして裁判所もあるのですから・・・。

これ以上は言いません・・・首絞めますから。

それにしても失われたI氏の7年間は、道の害獣対策の失われた7年と言えるほど大きな損失でもありました。

大河原工業事件の様に、事件を無理やり作り出そうとするよう検察・警察は犯罪者に認定していいのでは。

権力の乱用が目に余ります。

 

 

 

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