ブログも含め、ごゆっくりお楽しみください。

街並み散歩 甲信越5【長野・塩尻】

長野・塩尻【平沢・木曽漆器の街並み】

  木曽路にはいり贄川を過ぎて奈良井に向かうと途中に、神々しく輝いた街並みに出会う。JRの駅で言うと『木曽平沢駅』を中心とするこの街並みは、かつての中山道の宿場にさえ数えられておらず、街の存在さえ知らない人が多い。しかし街並みとしては実に特徴的で、現在も営業している商店も多い。一瞬大店の主が肩で風を切って闊歩する姿が脳裏を横切る。ただ時代背景は漆器に味方をしてはいない。

 こんな生きた街並みがどうして宿場にさえ成っていなかったのか、想像することは難しい。当時の文献を読むと宿場間のドロドロしたものがあったように記した著書もある。奈良井・贄川宿にとって平沢の存在は確かに脅威だったかもしれない。それ程の栄光を現在にも伝えている街並みである。残念な事に街並みとしては古さは感じない。おそらくは明治・大正だと思う。

 妻が自転車でどんどん進んでいくため、必死で追う私にカメラを取り出す余裕が無かった。

自転車でどんどん進む妻
漆器屋さんが並ぶ街並み
タイトルとURLをコピーしました