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怖いニュース

日常

私が田んぼを所有していると先日お話ししました。その田んぼは岩手県にありますから、獲れたお米は当然のように放射能汚染が心配されました。

先日岩手までお米を貰いに行った時に耕作してくれた人が、『放射能は検出されなかった』と言っていました。俗に言う風評被害・・・【東北で収穫した】と言うだけで不安視されるようで、県も風評被害対策で分析をしたようです。

行政のやる事を私は全く信用していませんが、その結果が間違いでたとえ多少汚染されていたとしても私は自家米を消費します。しかし他人にあげるとなるとやはり慎重にならざるを得ませんでした。そこで山仲間の【鉄人さん】の会社で分析していただいたのでした。

今日その結果の連絡を頂けて『検出下限値以下でした』との報告。これで何の心配もせずに友達に食べていただく事ができます。検出下限値以下とは10ベクレル以下という事らしいのですが、全く問題のない値でした。

鉄人さんの会社は県内でも自他ともにトップと認められている会社ですし、彼が経営を担っているのですからこれ以上の安心はありません。

話は変わりますが・・・今日福島第一原発の所長、吉田氏が現場を離れるという報道がありました。うそと希望的観測と隠蔽に終始している東電と政府の中で、唯一信頼できる方でしたから【残念な気持ち】と【不安な気持ち】が私の心を支配しています。

何より完全冷却への道半ばで現場を離れる事になった本人が、一番辛くて残念な事と思います。取り組んでいる作業員に詫びていましたが、彼のその気持ちは素直に受け取る事ができました。本当に断腸の思いでしょう。

同じく志し半ばで去った人がいました。散々ゴネてゴネていましたが、結局は民意には抗しきれずに追われるように去った某国の総理。これほど辞めてくれてよかったと思われた総理も珍しいと思います。やっと辞めたと思ったらSP連れてお遍路ですって・・・被災者に背を向けて何を祈るのでしょうか・・・と川柳で揶揄されていました。

そんな総理と比べるのも申し訳ないのですが・・・辞めてもらいたい人は辞めず、大切な人は去らなければならない現実・・・私がお遍路でもして祈りたいようです。

吉田所長、よく頑張りました・・・ゆっくり病気を治療して確り克服してください・・・祈っています。そしてありがとうございました。

この後を引き継ぐ方も現場育ちの方のようですから、何とか確り乗り切ってほしいと願わずにはいられません。それにしても政府の出した【終息へのスケージュール】に対して、あれほどはっきり意見を言える方はこの後いるのでしょうか。

不倫をしていると週刊誌に叩かれた原発事故担当大臣や、検証能力もないたかり体質のマスコミ・・・こんな人たちが束になっても吉田氏一人の存在意義に歯が立たないでしょう。
今、一番怖いニュースではないでしょうか。

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