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96. 祖母山

久住山を下山後移動の厳しい登山・・・祖母山

メ モ
登頂日 13/04/27(土)
天 候 晴れ
百名山登頂順 86番目
標 高 1,756㍍
登山口 神原
同行者 単独
温 泉 荻の里温泉
400円
(ロッカー代金 10円・・・要10円玉用意)

タイム
場所・地点 往路 (着) 往路 (発) 復路 (着) 復路 (発)
神原登山口 一合目滝P : 9:40 15:40
五合目小屋 : : 15:10 15:15
国観峠 12:10 12:15 14:00 14:05
祖母山山頂 13:00 : : 13:30
所要時間 6:00

平田影郎

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 牧ノ戸峠からの移動は1時間半程かかった。途中有名な【長湯温泉】への案内板が出ていて、大いに迷う。しかし昨日久住で会った方が『祖母山はきついよ』    その言葉を思い出して、風呂はやめておこうと思ったのが結果としては正解であった。短時間ながら実際に祖母山は厳しい・・・舐めてはいけない山だった。

 一合目滝の駐車場までは最後の1キロほどは、杉林の中の車のすれ違いが難しい狭い山道となる。土曜日なのに登山者は少ないようで、駐車場は私を含めて4台だけであった。確りしたトイレもあるが・・・夜にたった一人で・・・この駐車場で車中泊するには、寂しすぎて勇気がいりそうだ。なにせ物騒な時代で、襲われても助けてくれる人もいない。

神原一合目滝駐車場
スミレ

駐車場わきの舗装道を数十㍍登ると橋の手前で左手の登山道に分け入っていく。スミレやマムシ草が咲いている。沢沿いに登っていくと途中に素晴らしい落差の滝が現れ、絵になりそうなので写真に写す。この後五合目付近にも滝らしい滝が出現する。この滝を過ぎるともう五合目だ。

樹林帯の登山道
秋には楽しめそうな彩が

 この【五合目】が良くない。実際には20~30分しか登っていないのに、いかにも半分登った安心感を持ってしまう。実はこの五合目は実際には1合目程度でしか無い。ここからが祖母山の核心部になる。辛いのぼりが後3㌔ほど続く事になるのだ。この小屋で休憩を入れて、気持ちを切り替える必要がある。

マムシ草(?)
五合目小屋

 本格的な登りになってから辺りはピンク色がちらほら現れ始める。一時は行く手をピンク一色になるほど【ミツバツツジ】が、山肌を覆っている。

 祖母山登山道神原コースは【九州自然歩道】の一部になっていて、登山道の200㍍おきに距離を表示した木柱が建っている。辛い登りにはありがたい道しるべとなってくれるが、反面努力しても200㍍しか進んでいない現実を突きつけられてガッカリもする。

いよいよ本格的な登り

辛い登りに喘いでいると・・・すぐ耳元でけたたましくドラミングが鳴り響く。ほんの1メートル先から聞こえてくるのに、目を凝らしてもどこにいるのか見つけられない。立ち止まって・・・静かにドラムの音に聞き入る。深呼吸をすると驚いて飛び立ってしまいそうで・・・静かに呼吸を繰り返す・・・おかげで呼吸はなかなか落ち着いてくれない。移動するとまたドラミングが始まる。登っても登ってもドラミングが続いている。ひょっとしたら多くの個体が生息しているのだろう。多くの生命を育むブナやミズナラの森も、祖母山の素晴らしさだ。

ミツバツツジ
200㍍おきに建てられている標柱

後数百㍍で国観峠と思しきあたりで、ついにピンクの【アケボノツツジ】を発見する。山一面を覆う・・・と言うわけにはいかなかったが、結構多くの木が満開に近かった。全山を覆い尽くすように咲いたら、どれだけ美しい光景なのだろうか。この時ばかりは辛い登りも報われた気がする。友人の情報では『まだ少し早い』とあって、観る事はできないだろうと90㌫は諦めていた。反対に期待を裏切られて、それだけで祖母山に登った意味がある。

 花の百名山【祖母山】は、きっとこのアケボノツツジに違いないと思った。初めて見たせいもあるが・・・清楚で淡い彩は何時までも瞼に焼き付いている。

アケボノツツジ
アケボノツツジ

 何とか国観峠にたどり着いた時には、相当のダメージに気力も萎えていた。そしてここから登山道は泥田の中を進むように酷い。滑って・・・足を取られて・・・ビブラムソールが全く機能しない。ソールの型には泥が詰まってしまい、摩擦は少しも効かなくなっていた。至る所にロープが張られていてそれを頼りに登って行くが、下山時を考えたらもう嫌になってしまう。実際、帰路の出会った3人パーティの一人が滑って転倒し、足を引きずりながら下山していた。

 怪我した方に申し訳ないが・・・それが私に確り注意を喚起してくれた。おかげで慎重に下山することができた。

 国観峠のお地蔵さん、首から前掛けを下げているが、翌日阿蘇山で出会う母子連れのお母さんが作って毎年かけているのだとか。

国観峠からの祖母山
至る所にロープが残置されている登山道

国観峠からはさらに辛さが増す。道は完全に泥田のようだ。登山者にかき回されて、すごい事になっていて・・・こんな道が一番嫌だ。九合目小屋に行こうと思ったが、コースから外れていて・・・今日は余分に歩く余裕がなかった。そのまま頂上を目指す。結局国観峠から45分も要してしまった。

 山頂からは傾山や久住・大船などが良く見えた。もっとすっきり晴れた日なら韓国岳の切れ落ちた絶壁も良く見えるという。この山に数百回登っているという70歳を過ぎていると思しき方が、みんなに山座同定をしてくれる。

 大阪と東京から来た友達同士3人組と山談義。結局登る山が一緒になりそうで、日程も重なりそう。開聞岳で会う約束をするも、私が体調を崩し日程を変更せざるを得なかった。どうしたろうか・・・雨の日に登ったのだろうか、それとも前の日?    私のホームページに来てくれたかな~?

 山頂に30分も居てロケーションを楽しむ。私としては珍しく長い滞在時間だ。食事を持っていたら多分後30分は居たと思う。動画を写したりしてたっぷり山並みを目に焼き付ける。特に今朝までいた法華院がある、九重の大船は印象深い。ずーっと眺め続けていた。山頂からの眺望は・・・『流石に百名山』と納得させられるものだった。

 心配した通り下りの滑る事。一時も気を抜かずに下る。帰路は五合目小屋でしっかり休憩を入れて、なおかつ時間に余裕があるのでゆっくり下った。それにしてもこの神原コースは寂しい。ゴールデンウイークの土曜だというのに、駐車場は私の車を入れて4台だけ。ほとんどの方が北谷コースからとか・・・一番楽なようだ。尾平から登ってきた方からも話が聞けたが、神原などレースにならないほど、さらに増して辛かったそうだ。

祖母山山頂
国観峠より少し下ると【いのち水】、ほとんど出ていなかった
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