ブログも含め、ごゆっくりお楽しみください。

街並み散歩

街並み散歩 関西10【滋賀・草津】

東海道53次の52番目の宿である。ここで東海道に中山道が合流する。 天井川で草津川をトンネルでくぐると、燈火袋が付いた追分の碑が建っている。この道標の近くには本陣や道灌蔵など、往時を彷彿させる建物が多く残されている。 本陣は近年手入れをされたが、当時から街道一の規模を誇っていたらしい。また道灌蔵は太田道灌の縁続きだった一族が創業者だったようだ。 草津宿は確り古い街並みを楽しむ事ができる。 ...
0

街並み散歩 関西9【滋賀・守山】

 中山道67番目、中山道としては最終の宿場である。  京立ち守山泊と言われたらしく、京をでて守山で1泊目という旅人が多かった。  天保年間、宿は30軒存在した。とくに守山市街地中心部に、往時の繁栄が偲ばれる古い建物が多く残されている。  こうした建物は商業施設として活用され、中山道を歩くた旅人を迎えてくれる。宇野家というレストランや休憩所などはまさしく当時の建物の活用である。 ...
0

街並み散歩 関西8【滋賀・近江八幡】

中山道66番目の宿場である。宿場としてはあまりネームバリューはないが、意外に古い街並みが確り残されている。伊勢と近江を結ぶ八風街道の追分があった。 守山宿との間に中世以来の旧宿場町があった。現在でも街道筋の雰囲気を色濃く残す集落である。 義経の元服の池などの史跡が残る。 かつての間の宿だったが、中山道整備の際に宿場の選から漏れてしまった。
0

街並み散歩 関西7【滋賀・彦根】

中山道64番目の宿である。往時は本庄宿についで2番目の規模を誇った。 多賀大社の門前町として、また近江上布の集散地としても栄えた。街中に大鳥居がある。 現在残されている建物群を見ただけでも、大きな規模だったことが想像できる。しかも古い街並みとしての保存度も非常に高いと感じる。 近江鉄道高宮駅は宿場の古い建物群からは100㍍ほど歩かなければならない。駅長さんが電車で帰ってくると話したら、その間に車を置いて良いと許可してくれた。 この駅は現在コミニティセンターとして活用され、当日も作品が展示されていてギャラリーになっていた。 ...
0

街並み散歩 関西6【滋賀・彦根】

中山道63番目の宿となる。小野町から下矢倉村までの1.4キロ程が宿だった。 赤玉神教丸本舗の建物が素晴らしい。明治天皇のご行啓の際の宿舎となり、増築した部分も残っている。 現在は本陣や脇本陣は残っていない。しかし重厚な家屋が随所に残っていて、宿場としての雰囲気にあふれている。残念ながらゆっくり見学したくても、街並みに駐車場は無い。 記録を見ると雨具を購うお店が多かったようで、雨合羽の看板を下げているお宅が2軒ほど目に着いた。 看板は雨合羽の形をしている ...
0

街並み散歩 関西5【滋賀・米原】

中山道61番目の宿場である。宿内を流れる地蔵川は梅花藻が繁茂するほどの清流で、川水の綺麗さが際立っている。 名前の由来になったのは、日本書紀の日本武尊伝説の居醒泉の湧き水で、この豊富な湧水が旅人に安らぎを与え、休憩場所として定着していったのだろう。 全国的にも珍しい完全な形で残されている問屋場が、宿駅の中心になって宿場が発展したようだ。 番場宿方向に進んだ宿外れに、橋で地蔵川を渡る。その橋の袂に現役で活躍する建物がある。 八百屋を営んでいるこの建物が、一見の価値がある。 ...
0

街並み散歩 関西4【滋賀・山東】

滋賀・米原市【柏原宿】 中山道60番目の宿である。古くは太平記に既に登場する中世以来の宿場。 第一印象は・・・生垣の手入れが確りとなされたお宅が多く、緑が美しい街並みと感じた。 近江路に入って最初の宿で、最大の宿でもあった。 伊吹山の薬草を原料とした【も草】を購うお店が多く、大層な賑わいだったという。
0

街並み散歩 関西3【滋賀・東近江】

 近江は文字通り水に恵まれた国で、水路の水を引き込み生活用水に使用していた。現在保存されている街並みも水路が配されて水の都を感じさせる。  白壁と船板塀が特徴的だ。  近江商人たちは豪商として成功しても郷里を離れることなく、金堂の本宅を守り続けた。そして社寺への寄進や、公共のための資金を進んで提供し続けた。 屋敷内を開放してくれていたが、時間がなくて街並みだけの見学となった。
0

街並み散歩 関西2【滋賀・彦根】

滋賀・彦根【上魚屋町(城町)・職人通り】 【上魚屋町(城町)】  キャッスルロードからの脇道にこんな雰囲気の街並みが続く。歩いていると面白い事に気付かされる。多くのお宅に井戸が残されている。実際に手漕ぎポンプまで残っているお宅もあった。当時はこの通りに40軒の魚屋があったと言うから、井戸はその名残なのだろうか。確かに魚屋にとっては水は必需品だったから・・・頷ける。  通りは格子戸のお宅が続き、うだつを上げているお宅も目に付く。いかにも古い確りした街並みであり、作られたものと違って【歴史の美しさ】が感じられた。 多くの家庭に井戸が残る 古い佇まい ...
0

街並み散歩 関西1【滋賀・彦根】

滋賀・彦根【芹橋と夢京橋キャッスルロード】 【芹橋地区】  早朝の散歩を楽しんでいるお年寄りに『古い街並み』を訪ねると《上魚屋町》と《芹橋地区》を教えてくれた。  よく分からないが・・・どうもかつては士分の方々の住まいがあった地区らしく、言われてみればそんな感じもしなくはない。が、本当に確信にふれた部分を訪ねたのかは自信がない。自信を持って薦めてくれた割にはどうもそれほどの街並みではない。雨の中を訪ね歩いていたせいか、根気もなく早々と他地区に移動してしまった。説明してくれた方の話では【挟間(さま)】なども残されているらしいのだが、芹橋一丁目地区では見つけることは出来なかった。 ...
0
タイトルとURLをコピーしました