ブログも含め、ごゆっくりお楽しみください。

映画【明日への遺言】

雑感

今日、病院の付き添い明けで戻ってきて、10時に再び妻を病院に送って行って、また戻ってほとんど午前中が終わります。我が家は今車が一台の状態ですから、結構生活が不便です。

今日は帰ってきて数時間寝て、夕方から明日朝まで再び付き添うはずでした。しかし寝ている間に娘からメールがあったのですが、当然気づかずに寝ていました。その間に妻と娘とで相談し娘が手伝いに戻ってくる事になったらしいのです。

お蔭で今日の夜の付き添いは娘が担ってくれ、私は解放されました。若いころの徹夜は何度も経験があり、また仕事柄台風が接近したりすると、配備体制で徹夜勤務でしたが・・・もう若くありません。

娘を駅まで迎えに行ってきて・・・それなら・・・と、もう寝るのを止めました。今日の夜に寝ます。畑をいじるとイチゴがまたまた真っ赤になっていて収穫しました。しかし、今日採れそうだった大きくて甘そうなのが何個かなくなっている・・・かな?

娘に聞くと『お母さんが良いと言うから食べたヨ』
もちろん構わないのですが、写真を撮りたかったのです。今日の収穫、直売所で500円はしそうです。

病院からヘトヘトで戻っても・・・何か癒しがあればまた活力になります。最近は日本映画を楽しんでいたのですが、素晴らしい映画に巡り合いました。
【明日への遺言】という戦争犯罪を裁くもの。

戦時中、アメリカ軍による無差別爆撃が行われたのは皆さんご承知の通りです。被害者は弱い婦女子などがほとんど。本来ハーグ条約で軍事施設以外の爆撃は禁止されていました。それなのに名古屋の爆撃では20.000人以上の一般人が犠牲になったのです。

岡田資中将・・・東海軍司令官率いる東海軍の若い将校たちが、撃墜したアメリカ人パイロットを斬首刑にしてしまいます。暴走したのは事実ですが、明らかな条約違反に若い将校たちに仕返しの機運が湧いたのでしょう。

処理の仕方が後々問題になる【裁判を受ける権利を担保して法廷で裁いたのかどうか】と言うこと。結果としては【略式裁判】で有罪にした事が岡田中将の立場を悪くしました。

この件が終戦後に戦争犯罪として横浜軍事法廷で裁かれるのですが、この法による戦いを通じて岡田中将は何を守ったのか。暴走してしまった部下の罪と、そして日本人の誇りを一身に背負い人間としての責任を全うしていく戦いが描かれています。

戦後急に強くなった法務官僚はアメリカ軍におもねる様に、岡田中将の責任を追及しだします。しかし汚く描かれているのはこれらの官僚だけで、登場するアメリカ軍側も実に人権に配慮した、しかも公正な裁判が展開されていきます。事実第二次大戦後の軍事裁判において『横浜法廷ほど公正な裁判は無かった』と記録にも語り継がれています。

良質の映画で、久しぶりに心が洗われた思いです。藤田まことが中将の慈悲深い人間性と毅然としてゆるぎない武士道を熱演し、奥さん役の富司純子が強い絆で結ばれた家族愛・人間愛を演じています。

そして・・・軍事法廷の検事役を演じた【フレッド・マックイーン】という男優・・・どこかで見た顔です。古い映画フアンならご存知の【大脱走】のスティーブ・マックイーンに似ているのです。

調べたら『息子説』と『他人説』がありました。明らかにできない理由がありそうです。マックイーンの息子としては【チャド】が長男として知られていますが・・・。
この映画出演の後に名前も変えているそうです。また明日。

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