街並み散歩

栃木・栃木【蔵の街】 栃木県でも内陸側に近く海からの距離はかなりあるが、昔は水運の街として栄えた歴史がある。 街には水路があり船着場のような場所が見受けられ、そこには蔵がある。内陸の産物がこの水運によって運び出されこの地の繁栄を築いた。蔵はその象徴でもある。 川越のように一箇所に集中した場所が無く見劣りするのは否めない。それでも点在する蔵をイメージとして一つにできる戦略を考えれば、大きな観光資源として成り立つと思った。 蔵美術館のように三連の蔵は始めて見たし、全国的にも珍しいのではないだろうか。 ...

福島・会津若松　【洋館がある七日町】 会津は様々な側面の歴史を持つ街である。多くの武将が志半ばで転封され、それに伴い多くの民も苦難を強いられた。 特に明治新政府による弾圧ともいえる対応は、最も悲しい歴史の一つと言える。白虎隊の逸話は未だに語り継がれ、多くの方の涙を誘っている。 そんな歴史の街に確たる武家屋敷などが残っていない。逆に昭和の始めに建てられた洋館が目を引くのが、何とも理解しがたい。七日町に数棟残されていて、実に不思議な光景だ。 　市庁舎は昭和１１年に建築されたものらしいが、未だに現役で確り市民の生活を見守っている。手入れが行き届き、大切に使用されていたのに...

　洋館を回りましたがいい加減な写真しかありませんので、こんな程度しか掲載できません。もっと沢山掲載できると思ってページを作ったのですが、自分でがっかりしています。全く神戸の雰囲気とはいえません。ページが一新する日を楽しみにしていただきたいと思います。 　風見鳥の館は皆さんご承知ですから、説明は不要と思います。

兵庫・姫路【龍野町・吉田町】 　世界遺産の姫路城を訪ね、その折の探訪である。Ｒ２０などの通りに残される石垣には姫路城のスケールの大きさを感じずにはいられない。大手前通りを姫路駅に向っても、大きなアーケード街を楽しめた。 　　　 　姫路にはしっかりとした武家屋敷などが残されておらず、野里地区以外では唯一この地域に古い街並みが残されている。龍野町の由来は龍野に向う道筋だったからとも、龍野の人たちが移り住んだからとの節とがある。おそらくは旧街道（現Ｒ２０の延長線方向）と思われる通りに沿って、かつては大店だったと思われるような商家作りも散見される。むしこ窓やうだつを備えた建物もあり、古い街並...

追分地区は地形的には逢坂の関より西だが、滋賀県に含まれ大津市の一部。 三条通りの開通で京・山科から一続きの街となって、多くの人が行き交った。 追分の地名が示す通り、奈良街道が合流（分岐）する。 宿場ではないが賑わったであろう雰囲気が、街道筋に未だに残っている。 奈良街道の追分

大津宿は京都を出発した東海道が、日本三大名橋の瀬田の唐橋を控えて、琵琶湖上の交通の要衝として栄えた港町でもあった。港として栄えたのは宿場からは少し離れた浜大津付近と思われる。 古くは天智天皇が大津宮として遷都した以来の街並みである。 商家や旅籠風の街並みが今も残されている。 古い建物が途切れるあたりに、大津事件を刻む碑がひっそりと建っている。 これらの街並みとは趣を異にするが、滋賀県庁の建物は昭和初期のもので素晴らしい威容を誇っている。 ...

関ヶ原戦後、家康が築かせた水城、本多氏６万石の城下町。旧東海道に沿って町屋建築が名残を留めるが、連続した古い街並みとまでは言い難い。 江戸期の街並みを感じさせるのが、低い軒。当時は現在と違って身長が低かったことがよく分かる。 祭りの山車などに軒屋根を壊されないように、注意書きが軒につるされている。 トラックなどが走行しても、壊すことがありそうである。

瀬田の唐橋より東に位置するが、大津市に含まれる。平安時代まで国庁が置かれていた。 街道筋は東海道を行きかう人々で賑わったことだろう。 古い建物は僅かしか残されていないが、古い街道の雰囲気を感じさせてくれる街並みである。

　宿場ではないが街道筋の雰囲気を良く残している。 　古い伝統的な虫籠窓や格子を持つ建物が続く。 　実際にはもっと沢山の往時の建物が残っているのだろうが、先を急ぐ街道歩きの途中で切り取った風景なので、こんな程度の写真しかないのが残念だ。